悪魔6体に憑依された少女アンネリーゼ、壮絶死の実態とは? 真っ黒い眼球、鉤爪も生え…
儀式が進むなか、アンネリーゼは「食べることは許されない」と言って、食事を拒否するようになった。体は日々衰弱していき、祈りのために跪き続けたことで骨折したり、膝の腱が切れることもあったそうだ。しかし、彼女はその衰弱した体からは想像もできないような力を発揮することがあり、妹をボロ人形のように投げ飛ばしたこともあるという。
しかし1976年に彼女は突然の死を迎える。最後の儀式が終わった翌朝、部屋で死亡しているところを家族に発見されたのだ。アンネリーゼの最後の言葉は「どうかお赦しを」だったと伝えられている。享年23歳、この時の体重はわずか30kgだったという。
アンネリーゼが世界的に注目されるようになったのは、彼女の死後、両親と悪魔祓いを行った2人の神父が過失致死罪で起訴されたためだ。弁護側は、儀式中の音声記録や目撃者の証言、アンネリーゼの脳にてんかん発作を引き起こすような解剖学的特徴がまったくないこと、餓死者によく見られる胃潰瘍がまったくないこと、瞳孔が異常なほど拡大していたことなどを理由に無罪を主張。一方、検察側は抗てんかん薬により妄想精神病を誘発したと主張、適切な医療を受けさせなかったとして両親と神父を糾弾した。
裁判官は検察側を支持。両親と神父らに執行猶予付きで6カ月の懲役刑を言い渡した。ただ両親は「十分な苦痛を受けた」と判断され、後に無罪となっている。
アンネリーゼは精神病患者だったのか、それとも悪魔に憑依されていたのか……。今となっては推測するより他ない。多くの医師や精神科医は厳格なカトリックのしつけや精神病の原因だったと考えているそうだが、それだけでは説明できない不可解な現象があったことも確かである。2013年にアンネリーゼが住んでいた家が放火で全焼する事件が起こったが、エクソシズムに対する悪魔の仕返しだと考える人も少なくない。
儀式中に録音されたとされる音声
参考:「Bugged Space」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊悪魔6体に憑依された少女アンネリーゼ、壮絶死の実態とは? 真っ黒い眼球、鉤爪も生え…のページです。ドイツ、エクソシスト、神父、悪魔祓い、アンネリーゼ・ミシェル、エミリー・ローズなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで