血塗りのアステカ文明が生んだ「16の恐ろしい工芸品」 生者の皮剥ぎ、人肉食の痕跡
■鮫の歯のペンダント
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動物の頭の形をしたペンダント。 木製でターコイズとマラカイトのモザイクで覆われている。開いた口には宝石がちりばめられ、本物のサメの歯が並んでいる。
■ミクトランテクートリの粘土像
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メキシコシティのテノチティトラン大神殿の北端にあるイーグルスの家での発掘調査中に、考古学者は2体の等身大のミクトランテクートリの粘土像を発見した。
死の神であり冥界の支配者であるミクトランテクートリは飛び出た肝臓が垂れ下がっており、皮膚が引き裂かれ、長い爪の手が表現されている。専門家はミクトランテクートリの崇拝が儀式的な人肉食に関連していると確信している。
■テスカトリポカ
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アステカ神話の4大創造神の1人であり大熊座の神「テスカトリポカ(Tezcatlipoca)」のモザイクスカルマスク。
この工芸品の素材はターコイズのモザイクで覆われた人間の頭蓋骨である。専門家はこれは儀式用の装束の一部であり、鹿革のストラップを使用して着用されたと考えられている。
■ラブレット
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この13世紀の黄金の蛇のラブレット(唇のピアス)は、珍しいアステカの金の工芸品である。アステカ族にとって金は神々に関連付けられており、支配者が身に着けていた。金のラブレットは権力の象徴であった。
■水晶髑髏
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大英博物館に展示されているオリジナルの「水晶髑髏(すいしょうどくろ、rock-crystal skull)」。 その起源はほとんど不明だが、頭蓋骨の特徴をなす様式は、一般的にメソアメリカの先住民の彫刻と一致している。
■シワテテオ
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出産で亡くなったアステカの女性である「シワテテオ(cihuateotl)」の像。アステカ神話では、シワテテオは出産で亡くなった女性の悪意のある霊である。シワテテオは握りしめられた鉤爪のような拳、不気味な、むき出しの歯と歯茎、そして攻撃的なポーズを持つ恐ろしい人物として描かれている。
■トラロック
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ターコイズのモザイクで絡み合って輪になった2つの蛇の形をした雨と稲妻の神、トラロック(Tlaloc)の蛇のマスク。
■ケツァルコアトル
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双頭の羽毛のある蛇は、2000個以上のきわめて貴重なターコイズの小片で作られている。おそらくアステカ神話の文化神・農耕神「ケツァルコアトル(Quetzalcoatl)」を表現しているこの工芸品は、アステカが滅びの危機に瀕していた時代を物語っているという。
参考:「Ancient Origins」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊血塗りのアステカ文明が生んだ「16の恐ろしい工芸品」 生者の皮剥ぎ、人肉食の痕跡のページです。アステカ文明、神話、人肉食、カニバリズム、人身供養、工芸品などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで