人骨から解明される残酷な死7選! 暗殺、処罰、生贄…古代社会の謎に迫る

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人骨から解明される残酷な死7選! 暗殺、処罰、生贄…古代社会の謎に迫るの画像1画像は、「YouTube」より

 何世紀も前の人骨が発見されることで、当時の社会で行われてきた暴力や信仰されてきた宗教に関する手がかりを得られる。一方で、人骨から明確に情報を得られるとも限らない。このような謎に満ちた残酷な死を7例紹介しよう。

暗殺者集団に殴り殺された男

人骨から解明される残酷な死7選! 暗殺、処罰、生贄…古代社会の謎に迫るの画像2画像は、「Listverse」より

 2017年、スコットランド・ローズマーキーの洞窟で、約1,400年前に殺害されたとされる30代男性の骨が発見された。男性は、同国ハイランド地方を支配していた強大な部族ピクト人だった可能性が高い。法医学的検査の最中に彼の顔が復元され、その顔がハンサムだったことから、「ローズマーキーの男」として世界的にも話題となった。

 ローズマーキーの男は強靭な肉体を有していたため、暗殺者集団の巧妙な方法によって殺害されたとみられている。暗殺者の最初の3回の打撃で歯が折れ、後頭部と顎を骨折した。4回目の打撃は頭蓋骨が飛び出るほどで、さらに5回目の打撃が加えられた。彼は残酷に殺されたものの、埋葬は丁寧だった。特に、洞窟への埋葬は、「冥界への入り口」に遺体を安置する儀式だった可能性があると指摘される。

 2019年の研究では、ローズマーキーの男の生前がより具体的に解明された。死因となる外傷以外の傷がなかったことから、彼は戦士や労働者ではなかった。さらに、豚肉しか食べていないという、当時としては異常に高タンパクな食事をしていたことも判明した。このことは、彼が王族か酋長だったことを示している。

窒息死した子供の骨

 2018年、イタリア・カンパニア州ポンペイ遺跡で、考古学チームは古代都市の中央浴場を再調査した。19世紀には「完全に発掘された」と考えられていた場所だが、スキャン機器を利用したことによって、7~8歳の子供の骨が下層の土壌に埋まっているのが発見された。

 子供は死亡時一人だったことも判明した。家族がどこに行っていたのか、何が原因で子供が死亡したのかなど、当時の状況は明らかになっていない。しかし、子供は何かに怯えているようだった。

 研究者たちは、79年のヴェスヴィオ火山大噴火で発生した火砕流で子供が死亡した可能性があると指摘する。灼熱の灰が建造物の上に堆積し、窓からも流れ込み、子供は窒息死したと考えられる。この噴火では、当時2万人だった人口のうち約2千人が死亡したという。発掘された子供もその一人だったのかもしれない。

マヤ文明の謎を解明するトロフィーの頭蓋骨

人骨から解明される残酷な死7選! 暗殺、処罰、生贄…古代社会の謎に迫るの画像3画像は、「Listverse」より

 2019年、ユカタン半島の付け根にあるベリーズ・パクビトゥンで、マヤの戦士の墓が発見された。この墓には、戦利品である頭蓋骨2個も埋葬されていた。どちらもネックレスとして着用できるように加工され、装飾されていた。1つには「トロフィーの頭蓋骨」を意味すると考えられる象形文字が刻まれていた。これらの頭蓋骨は、マヤ文明最大の謎を解明する手がかりとなるかもしれない。

 マヤ文明の最盛期は3~10世紀の古典期とされ、社会や政治体制、建築、軍などが整備され、何百年にもわたって栄えた。しかし、8世紀からの150年間で急速に衰退した。その理由は現在でも解明されていないが、干ばつや暴力、人口過剰、権威の弱体化などが複雑に絡み合った結果であるというのが定説である。

 パクビトゥンで発見されたトロフィーの頭蓋骨は、他の頭蓋骨とともに、戦争によってベリーズを含む南部の都市が不安定化したことを示している。トロフィーの頭蓋骨は、発見された場所にかかわらず、ほとんどが北部の人々の所有物で、南部の人々の遺体から作られた。北部の民族は、衰退している南部の王朝を滅ぼすために移動したと考えられる。

プロの殺し屋に刺殺された男

 2019年、シチリア島で考古学チームが30~40歳の男性の遺体を発見した。チームは、遺体がうつ伏せの状態で発見されたことに違和感を覚えた。というのも、中世シチリアではこのときまで、うつ伏せの遺体が発見されたことはなかったからである。

 調査の結果、男性は11世紀に何度も刺されて死亡したことが判明した。彼の遺体が埋葬されていた墓は、穴が浅く、副葬品もなかった。さらに骨格をスキャンしたところ、彼はひざまずいた姿勢で、背後から少なくとも6回刺されたことが明らかとなった。

 彼を殺害したのはプロの殺し屋である可能性が高い。心臓を何度も突き刺して、素早く確実に死に至らしめたとみられるからである。男性は、抵抗できないように長いロープで結ばれたのか、両脚がぴったりとくっついていた。研究者は、遺体や埋葬の状態から、男性が無法者であった可能性があるという見解を示している。しかし、彼がどのような人物だったのかは現在も謎のままである。

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