45度傾いた巨大タワーに、空へ逆流する滝! 世界に実在する“重力に逆らっているとしか思えない”奇妙なスポット5選

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 1666年、物理学者であり数学者のアイザック・ニュートンは、木からりんごが落ちるのを見て「なぜ物は横や上ではなく、必ず下に向かって落ちるのか」と疑問を抱き、やがて万有引力の法則を発見した。ニュートンの発見は科学を大きく前進させたが、世界には未だに彼の法則をあざ笑うかのように「重力に逆らっている」としか思えない奇妙な場所が存在する。

 倒れそうで倒れない塔から、物が上に向かって転がっていく坂道まで。目の錯覚なのか、それとも何か超常的な力が働いているのか——世界中に存在する、重力の常識が狂った5つの奇妙なスポットを紹介しよう。

1. ナーネガートの「逆流する滝」(インド)

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画像は「YouTube」より

 水が空に向かって落ちていく——まるでファンタジー小説の魔法のようだが、インドの西ガーツ山脈にあるナーネガート(かつての古代の交易路)には、そんな「逆流する滝」が実在する。

 もちろん、水そのものが重力を無視しているわけではない。この現象の正体は、コンカン海岸から吹きつける「強烈な突風」だ。崖から落ちるはずの水が、下から吹き上げる強風によって空中に押し戻され、まるで滝が逆流しているかのようなシュールな光景を生み出すのだ。

 この現象は、水量が豊富で風が強いモンスーンの時期(7月〜9月)に最もよく見られる。ちなみに、条件さえ揃えば世界中どこでも起こり得る現象で、過去にはスコットランドやアメリカのユタ州でも強風による「逆流の滝」が目撃されている。

2. モントリオール・タワー(カナダ)

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By Jiaqian AirplaneFan, CC BY 3.0, Link

 1976年にモントリオール夏季オリンピックが開催されたオリンピック・パーク。そのスタジアムの真上には、高さ541フィート(約165メートル)の巨大な塔がそびえ立っている。この「モントリオール・タワー」、なんと45度という異常な角度で傾いているのだ。

 イタリアのピサの斜塔も真っ青の傾き具合で、今にも倒れてきそうに見えるが、実はこの塔にはスタジアムの屋根を吊り下げて支えるという重要な役割がある。

 もともとはアスリートのトレーニング施設として計画されていたが、完成したのはオリンピック閉幕から11年も経った1987年。その後も展望台として一部が使われるだけで30年近く放置されていたが、近年になってオフィススペースへと改修された。これだけ傾いたビルで仕事をするのは、ちょっとしたスリルがありそうだ。

3. エレクトリック・ブレーの「重力に逆らう坂道」(スコットランド)

 スコットランドの西海岸には、約400メートルにわたって「重力が狂った」ように見える不思議な道路がある。この坂道で車のギアをニュートラルにしてブレーキから足を離すと、なんと車が「坂を上っていく」ように見えるのだ。

 元々は「何らかの強力な磁場や電気的な引力」が原因だと思われていたため、この場所は「エレクトリック・ブレー(電気の坂)」と呼ばれるようになった。日本でも「幽霊坂」と呼ばれる場所があるが、それと全く同じ現象である。

 種明かしをしてしまえば、これは周囲の風景の傾きが引き起こす「目の錯覚」だ。海に向かって上り坂になっているように見えるが、実際の標高は海側の方が17フィート(約5メートル)低い。風景の歪みが、人間の脳を完全に騙しているのである。

4. チャイティーヨー・パゴダの「落ちない黄金の岩」(ミャンマー)

 ミャンマーのチャイティーヨー山の頂上には、仏教徒の聖地として知られる奇妙な岩がある。断崖絶壁のギリギリの端に、今にも転がり落ちそうな巨大な「黄金の岩」が乗っているのだ。

 信じられないほど不安定なバランスに見えるが、この岩は2500年以上もの間、地震が来ても台風が来ても落ちることなくこの場所に鎮座し続けている。伝説によれば、この岩は「ブッダの髪の毛1本」によってバランスを保っているという。

 もちろん実際には絶妙な重心の位置によって物理的に安定しているのだが、表面の黄金色は人工のものだ。巡礼に訪れた男性信者たちが金箔を貼り続けてこの色になったという(宗教上の理由により、残念ながら女性は岩に近づくことができない)。

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By HybernatorOwn work, Public Domain, Link

5. ザ・ミステリー・スポット(アメリカ・カリフォルニア州)

 カリフォルニア州サンタクルーズの北に広がる巨大なセコイアの森の中に、局地的に「重力異常」が起きているとされる直径150フィート(約45メートル)の円形エリアがある。ここでは物が坂を上に向かって転がり、人々は「マイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティ」のようにあり得ない角度で立つことができるという。

 1939年に発見され、翌年には「ミステリー・スポット」として一般公開された。この場所の物理的な異常さを際立たせるため、わざわざ傾いた木小屋まで建てられている。

「ここに入ると、吐き気やめまい、極度のめまいを感じる人がたくさんいます」とツアーガイドは語る。

 この重力異常の原因については、「地下でマグマが渦巻いている」「UFOが埋まっている」「生物宇宙放射線(?)のせいだ」など、TOCANAも顔負けのトンデモ理論が飛び交っている。だが、懐疑派の専門家たちが下した結論は極めてシンプルだ——「ただの巨大な目の錯覚(錯視)で作られたテーマパークである」。

 それでも、脳が完全にバグってしまうこの空間の楽しさは本物だ。真実がどうであれ、私たちは重力が狂った世界を楽しむのが大好きなのだろう。

参考:MENTAL FLOSS、ほか

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