ホスピス看護師が語る「命の炎が最後に輝く瞬間」苦しむ患者が安らぎに包まれる時、生と死の境界線で何が起きているのか

死の瞬間に、人は何を見ているのか。
現代の医療がどれだけ進歩しようとも、生と死の境界線で何が起きているのかを完璧に科学で証明することはできない。しかし、その境界線に誰よりも頻繁に立ち会い、無数の人々の最期を見届けてきた「ホスピスの看護師」たちには、はっきりと見えている「ある共通のパターン」があるという。
ホスピス看護師として働くニール・K・シャー氏が、自身の経験に基づく「人が亡くなる直前に見せる特有のサイン」をネット上で明かし、大きな反響を呼んでいる。
死の直前に訪れる「セトリング(安らぎ)」の波
シャー氏によれば、ホスピス看護師は「死のプロセスにおいて最も経験豊富な観察者」であり、患者が間もなくこの世を去ることを示すサインをすぐに察知できるようになるという。
彼が挙げる最も顕著なサインの一つが、「セトリング(Settling:落ち着くこと、安らぎ)」と呼ばれる現象だ。
それまで病気の苦しみで体がこわばり、緊張して顔をしかめていた患者が、ある瞬間、突然すべてから解放されたようにフッとリラックスし、穏やかな表情に変わるのだという。呼吸のリズムさえも、「波」が押し寄せるように、ゆっくりと意図的なものへと変化していく。
この「セトリング」が訪れた時、死はもう数分後にまで迫っている可能性が高いとシャー氏は語る。
突然元気を取り戻す「サージ(最期の回復)」
さらに不思議なのが、「サージ(Surge)」または「ザ・ラリー(The Rally)」と呼ばれる現象だ。
何日も意識がなく、反応もなかった患者が、死の直前になって突然目を覚まし、驚くほど活発にコミュニケーションを取り始めることがあるというのだ。
ロサンゼルスで緩和ケア・集中治療の看護師として働くジュリー・マクファーデン氏も、この現象について次のように証言している。
「これは私たち医療従事者にも説明ができない現象の一つです。あと数日で亡くなるという状態の人が、突然『良くなった』ように見えるんです。急にご飯を食べ始めたり、喋り出したり、時には歩き出したりすることすらあります。まるで昔の元気だった頃のその人に戻ったように、笑って冗談を言ったりするんです」
日本でも「中治り現象」などと呼ばれることがあるこの奇跡的な回復だが、マクファーデン氏によれば、ホスピス患者の約3分の1という高い確率で発生するという。
しかし、これは決して病気が治ったわけではない。「この現象が起きた後、彼らは数日以内、早ければその日の夜に亡くなってしまいます」と彼女は語る。だからこそ看護師たちは、家族がぬか喜びして後で深く絶望しないよう、この現象について事前に説明しておくのだという。命の炎が燃え尽きる直前に、最後にパッと大きく輝くような、切なくも美しい現象である。
見えない「誰か」と会話する患者たち
そして、最も興味深いのが、患者たちが死の直前に見せる「視線」だ。
シャー氏によれば、患者が突然、病室の隅にある「何か(見えない存在)」に向かって顔を向けたり、ずっと昔に亡くなったはずの家族や友人の姿を見て、彼らと会話を始めたりすることがあるという。
その時の患者の顔に浮かぶ表情は、「臨床的な(医学的な)言葉では表現するのが難しい」ほど穏やかで、神秘的なものだという。脳の酸欠が見せる幻覚だと片付けるのは簡単だが、彼らがあの世から迎えに来た愛する人たちと本当に会話しているのだと信じた方が、はるかに救いがある。
最後に残る感覚は「聴覚」
最後に、シャー氏は遺族にとって最も重要なアドバイスを残している。
人が亡くなるプロセスにおいて、「最も最後まで残っている感覚は『聴覚』である」ということだ。
すでに意識がなく、あなたの呼びかけに反応できないように見えても、彼らの耳にはしっかりとあなたの声が届いている。だからこそ、愛する人の最期の瞬間には、決して諦めず、あなたの素直な気持ちや感謝の「最後の言葉」を耳元で伝えてあげてほしい。
彼らは、あなたからの愛の言葉を胸に抱きながら、迎えに来た見えない誰かと一緒に、静かに「あちら側」へと旅立っていくのだから。
参考:LADbible、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ホスピス看護師が語る「命の炎が最後に輝く瞬間」苦しむ患者が安らぎに包まれる時、生と死の境界線で何が起きているのかのページです。感覚、看護師、ホスピスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで