世界のブラックマーケット(闇市場)で売買される奇妙なモノ8選! 墓場の土やディズニーの障害者パスの違法取引とは

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「ブラックマーケット(闇市場)」と聞くと、麻薬や盗まれたブランド品、ハッキングされたクレジットカード情報などを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、世界中の違法な取引網では、私たちが想像もつかないような「奇妙なモノ」が日々売買されている。

 一見すると何の価値もなさそうなガラクタから、倫理観を完全に無視した代物まで。そこには「希少性」や「法律の抜け穴」、あるいは「別の違法な商品を製造するための材料」としての需要が確実に存在しているのだ。

 今回は、世界のブラックマーケットで実際に取引されている、あまりにも不可解でクレイジーな8つのアイテムをご紹介しよう。

1. 「砂」

「その辺の砂場や海にいくらでもあるだろう」と思うかもしれないが、実は今、世界中で「高品質な砂(コンクリートの材料)」が深刻な不足に陥っているのだ。

 そのため、マフィアや砂泥棒による「違法な砂の採掘」が巨大なビジネスとなっている。2022年には、ジャマイカのウィニフレッド・ビーチの砂が、文字通り「ビーチ丸ごと」トラックで盗まれるという、漫画のような事件まで起きている。

2. 「墓場の土」

 建設用ではなく、もっとオカルト的な目的で土を買う人々もいる。それは「黒魔術(呪術)」だ。
世界の一部地域では今でも魔術への信仰が根強く、特に「墓場の土」は強力な魔力を持つアイテムとして珍重されている。当然、墓荒らしはタブーであるため、魔術師たちは大金を払って誰かに土を盗ませるか、自らスコップを持って夜の墓地に忍び込むのだ。

 欧米のニューエイジ系ショップでも「倫理的に採取された墓場の土」が売られていることがあるが、その証明書がどれほど信用できるかは誰にも分からない。

3. 「ホタル」

 中国の闇市場では、ホタルが人気商品となっている。漢方薬の材料かと思いきや、実はもっとロマンチック(かつエゴイスティック)な理由だ。

「七夕(中国のバレンタインデー)」などのイベントで、恋人を喜ばせるためにビン詰めのホタルを夜空に放つサプライズが流行しているのだ。この乱獲によってホタルが激減したため、中国政府は保護規制を強化したが、結果として取引が完全にアングラ(地下)化してしまった。

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4. 「高級ブランドのゴミ」

 偽物のブランドバッグを作る詐欺師たちにとって、最も喉から手が出るほど欲しいものは何か? それは「本物のブランドのロゴが入ったハギレ(ゴミ)」だ。

 ルイ・ヴィトンなどの工場から出る端材を手に入れ、それを偽物のバッグに巧妙に縫い付ければ、一気に「本物らしさ」が増し、高く売ることができる。ハイブランドの多くが、売れ残った商品を割引価格で売るのではなく、わざわざ焼却処分する理由の一つがこれである。

5. 「マンホールの蓋」

 日本のニュースでも時折「側溝のグレーティング(金属製の蓋)が盗まれた」と報じられるが、世界中でマンホールの蓋は泥棒たちの格好の標的だ。

 マンホールの蓋そのものには何の価値もないが、溶かせば「スクラップ金属」として売れるからだ。誰の監視もなく道端に転がっており、金属スクラップの買取業者は出処をいちいち尋ねたりしない。重労働の割には儲けは少ないはずだが、泥棒たちにとっては「ゼロよりはマシ」なのだろう。

6. 「トカゲのペニス」

 インドの密猟者たちは、絶滅危惧種のオオトカゲを狙っている。目的はその「ペニス」だ。
しかし、買い手は「トカゲのペニス」が欲しいわけではない。彼らは「ハタ・ジョディ」という、奇跡のパワーを持つとされる幻の植物の根を買っているつもりなのだ。実はその植物など存在せず、乾燥させたトカゲの生殖器が「魔法の植物の根」として詐欺的に売り捌かれているのである。まさに人間の欲望と迷信が交差する、闇市場ならではのグロテスクな商品だ。

7. 「人間の髪の毛」

 高級なウィッグ(かつら)やエクステを作るため、完璧で美しい「人間の髪の毛」には高値がつく。特に、天然のブロンドや赤毛は非常に希少で需要が高い。

 しかし、その髪の出処はどこなのか? 一部の地域では、人々が神への捧げ物として寺院で剃り落とした髪が横流しされていたり、最悪の場合は「死者」から刈り取られている可能性もあるという。あなたが着けているエクステは、もしかすると……。

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8. 「ディズニーの障害者パス」

 夢の国「ディズニーワールド」の最大のストレスは、果てしないアトラクションの待ち時間だ。この行列を合法的にスキップできるのが、障害を持つゲストとその同伴者のための「ディスアビリティ・アクセス・サービス(DAS)」である。

 しかし、この制度を悪用する闇ビジネスが存在する。DASパスを持つ障害者が、自分を「特別ガイド」として健常者のグループに売り込み、一緒に行列をスキップさせて大金を稼いでいるのだ。夢の国でさえ、欲望と法律の抜け穴を突く闇の商人は存在するのである。

 麻薬や兵器だけが闇市場の主役ではない。「恋人を喜ばせるためのホタル」から「行列をスキップするためのパス」まで、人間は自分のちっぽけな欲望を満たすためなら、どこまでも狡猾に、そして残酷になれる生き物なのだ。需要がある限り、ブラックマーケットのショーケースから奇妙な商品が消えることは永遠にないだろう。

参考:ODDEE、ほか

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