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気化

 みなさんがお酒を飲む理由は何でしょうか。「美味しいから」「付き合いのため」「ついつい習慣で」と、TPOに応じて様々な事情があるわけですが、「ただ酔いたいから」という理由でお酒を飲もうとする人のため(?)なのか、ある特殊な装置が出回っているそうです。しかも海外では、現在その装置の危険性を巡って大きな議論が巻き起こっているといいます。海外サイト「Odditycentral」が、今月26日に報じました。

 論争の的となっている装置の名は、「Vaportini」。開発者は、「アルコールを摂取するための革命的手法を約束する」と謳っているそうです。この装置を使うことで、お酒の回りを劇的に早め、(おつまみなどの)余計なカロリーを摂取することなく、簡単に酔っ払うことができるとされています。かなり怪しい装置のようですが、一体どんな仕組みなのでしょう。

vaportini.jpg
画像は「Odditycentral」より

 「Vaportini」は、セットされたお酒(スピリッツ系)をロウソクの火で140℃まで熱することによって気化させます。その気化したアルコールを、利用者はストロー部分から吸い込むことによって体内に摂取するのです。そして、やはりと言うべきか、このようなアルコールの摂取方法には数多くの危険が伴うとして各方面から注意喚起と反対の声が上がっているようです。


■続々と注意喚起が!

 英国ニューカッスル大学のクリス・デイ教授は、「このような行為は最近行われるようになってきたばかりで、まだ影響についての科学的なデータはありません。しかし、アルコールの蒸気は体の生体防御機能を上回り作用するかもしれない」として、「とても危険な現象を引き起こす可能性があり、注意が必要だ」と呼びかけています。

 また、エジンバラの精神科医ジョナサン・チック氏も「アルコールが肝臓で十分に分解されないため、飲用による摂取よりも脳に与えるダメージが大きくなる」とし、「精神の不安定や異常行動につながる恐れがある」ことを指摘しています。また、(通常は嘔吐によってアルコールの過剰摂取を制限する役割を持つ)胃の機能も働かない恐れがあり、そのことも問題だといいます。

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