「名前がテロリストのよう」米に入国拒否された女性! 一体何者なのか?
親からつけてもらった大切な名前。「シンプルな名前ほど出世する」という研究結果や、「キラキラネームが人生のハンデになる」との指摘もあるが、誰も予期しなかった形で不利益を被るケースもあるようだ。
先月25日付の「Le Dauphiné Libéré」紙が報じたところによると、なんと名前が原因でアメリカへの入国を拒否されてしまったフランス人女性がいるという。シャンベリという街に暮らすこの女性の名前は、アイーダ・アリックさん(33)。彼女は夫と二人の子どもとともに、休暇でアメリカ観光を楽しむ予定だった。
■乗り継ぎのための空港で……
フランスを出発したアリックさん一家は、まずスイス・ジュネーブ国際空港に到着。そこでJFK国際空港行きの便に乗り継ぐ予定になっていた。しかし空港職員から思ってもいなかった言葉が。「アイーダ・アリックさんはアメリカへ入国することができない」というのだ!
もちろん、彼女は危険人物ではない一般市民。しかし空港職員は、アリックさんがアメリカに渡航できない理由も明かさない。結局、必死の訴えもむなしく一家はアメリカ行きを断念せざるを得なくなってしまった。しかも航空券の払い戻しすら受けられず、アリックさん一家は約39万円近くを損してしまったという。
■名前を何度も読んでみると!?
一体、アイーダ・アリックさんの名前の何が問題だったというのだろう。本人にはすぐに理由が思い当たったようだ。パスポート上で、彼女の名前は苗字が先に記載されていた。つまりパスポートに記載された名前は、「アリック・アイーダ」。
アリック・アイーダ、アリッカイーダ、アリカイダ、アルカイダ……!! そう、彼女の名前は、あの「アルカイダ」に聞こえてしまうのだ。彼女自身は、「それ以外に説明がつかない」として、間違いなくこのことが今回の搭乗拒否の原因であると確信している様子。

アリックさんは、「友人によく駄洒落にされるのには慣れていましたが、こんなことは初めてです」とした上で、「私の名前はユーゴスラビア発祥のものです。それが危険だとみなされるなんて」と抗議している。パリのアメリカ大使館にも問い合わせを続けているが、「渡航が禁止されている人々の個々のケースには返答しない」方針のため、何の返答も得られていない状況だという。
■人々の意外な反応
2012年の時点で、アメリカの入国禁止対象者のリストには、21,000人以上が掲載されていると考えられている。それにしても、さすがにこれは行き過ぎのような気が……と思いきや、今回のケースを報じた英紙「The Daily Mail」オンライン版の記事に寄せられたコメントには、
「アメリカ人って本当に……。ばかげてる!」
「彼女を見れば、脅威なんかじゃないことは一目瞭然じゃないか」
という意見ばかりではなく、
「いや、何か別の理由があるに違いないよ」
「彼女のことを何も知らずに信じることなんてできないからね」
という声もあり、議論が紛糾しているようだ。さて、アイーダ・アリックさんが入国禁止対象者リストに載っていた、本当の理由とは何だったのか。みなさんはどう思うだろう。
(モンペ・アザブジュバーン)
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2024.10.02 20:00心霊「名前がテロリストのよう」米に入国拒否された女性! 一体何者なのか?のページです。アメリカ、名前、テロ、飛行機、アルカイダなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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