ギザの三大ピラミッドには漆黒の“第四ピラミッド”があった!? 探検家が記述「頂上には黄色い台座」
エジプト・ギザの砂漠にある、ご存じ三大ピラミッド。紀元前2500万年前のもので最も巨大かつ有名なクフ王のピラミッドから順に、カフラー王、メンカウラー王と斜めに並び、スフィンクスと共にエジプトを象徴する建造物といえよう。
建築学上、非常に優れた技術と多くの謎を残しているが、最近になり、また新たなミステリーについて議論が再燃しているという。
■第四のピラミッドがあった?
その議論とは、実はつい数百年前までは、さらにもうひとつ第四のピラミッドが存在しており「四大ピラミッド」として名を馳せていたのではないかというものだ。しかもその第四のピラミッドは、他のものと比較しても極めて特徴的で、重厚な威厳をたたえたものだった可能性があるという。
鍵となる資料は、1700年代のデンマーク海軍キャプテンであり探検家のフレデリック・ノルデンが遺した旅行体験記『Voyage d’Egypte et de Nubie(エジプトとヌビア旅行記)』だ。その書物の120ページ目には、ノルデンの描いた第四のピラミッドを含むピラミッドの全体像の絵と記述がある。

「これらの主要なピラミッド群はギザの東南部にある…(中略)…合計四基が建ち並んでおり、見る者の好奇心をかき立てる魅力にあふれている。周囲にはほかにも7つか8つほど小さなピラミッドも確認できるが、この四基は比べものにならないほど素晴らしい。北側のふたつは特に巨大で、高さが500フィートもあるだろうか。もうふたつは規模はかなり小さくなるが、計算し尽くされたであろうその佇まいは称賛に値する点がいくつもあるのだ」
そして第四のピラミッドについても単独の記載があり、「それは通常の御影石(花崗岩)よりも暗めの黒色の硬い石でつくられていた。漆黒に輝き、そして頂上には黄色い色の石のようなものが取り付けられていたが、それは台座の役割を果たしていたのではないか?」という仮説も述べられている。
だが当時、この驚くべき黒いピラミッドの存在は世間から多くの懐疑論にさらされてしまったらしい。完全な捏造とまでは言われなかったにせよ、信ぴょう性に疑いがあるとして異議を唱えられてしまったのである。
三大ピラミッド付近には月周期が把握でき、日付・時刻管理、つまり時計の用途で建てられたとされる、小さな“衛星ピラミッド”群も存在するため「ノルデンはこれらと勘違いしたのではないか?」とも指摘されたようだ。

■硬い物質で建てられた幻の“ブラック・ピラミッド”
しかしながら、もしノルデンが嘘をついていないとすれば、他の衛星ピラミッドは砂岩で建てられているのに対して第四のピラミッドは真っ黒、と外見が大きく異なっていることからやはり何か特殊な意図を持って建てられたと見るほうが妥当と思われる。
残念ながら現代でもその存在は確認に至っておらず、ほぼ無視されていると言ってもいい。だが、エジプト考古学者の全てが否定しているわけではないという。専門家の中には第四のピラミッドはかつて確かに存在し、他の3つのピラミッドよりも硬い物質で建てられたとするノルデンの記述に賛同する声もあるようだ。
一説にはノルデンの時代まで存在したそのピラミッドは、その後、理由はさておき破壊され、その瓦礫は18世紀末までに材料としてカイロ市内の別の建物に生まれ変わったのではないかともいわれているらしい。過去には数人の学者がこの失われたピラミッドを証明しようと考古学的見地から検証を試みたが、実を結ぶ結果にまだ至っていないという。

三大ピラミッドの最西端に位置していたかもしれない、幻のブラック・ピラミッド……。もし存在が証明されるとすれば、新しい歴史観と同時に古代エジプトにまつわるさらなる謎が生まれるに違いない。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Disclose.tv」、ほか
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