「日本の悪魔祓い」現場にまじで2回遭遇した専門家に徹底インタビュー! 老婆が発狂、のたうち回り、声が激変…その時どうする!?
――もし遭遇した場合、対処法は?
(神ノ國ヲ)実は、カトリック教会に伝わる「悪魔祓いの儀礼法」があります。それはイエス・キリスト自身による「悪魔の追い出し」をモデルにして4世紀頃には成立、ルネッサンス期までに整備され、17世紀には現在の形で確立したものです。この儀礼法によれば、まず悪魔が憑いている対象が人間か、場所かを明らかにします。次に、罪の赦しの請願、主の祈り、詩篇53篇を唱えて、悪魔を召喚し、福音書を朗読、憑依された人の手に触れ、悪魔祓いを宣言します。そして伝統的な祈りと世界信条、詩篇を唱え、大天使ミカエルへの祈りのあとに悪魔祓いの宣言などをして、祓魔の場所に聖水を撒いて完了します。
これらの手順は、「我、それゆえあらゆる汚れた霊、めいめいの悪魔、サタンの各部に命ず」で始まる「悪魔への第二の命令」と呼ばれる祈り以外は、厳密なものではないそうです。しかし、通常は、司教の特別な許可を得た聖職者が最低でも4人以上のチームで行うので、一般人には不可能です。だから、危険を感じたら専門家のもとへ行くのが最も良いのです。私が無事だったのは偶然に過ぎません。そもそも遭遇した二件とも「悪魔憑き」の理由が不明なのです。さらに日本人のほとんどがキリスト教徒ではありません。つまり、全員が不信仰である以上、いつ誰がどこで狙われてもおかしくない。我々、一般人には為す術などないのです。
神ノ國ヲ
学術論文からオカルト記事まで。
京都大学の博士課程に所属中。
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2024.10.02 20:00心霊「日本の悪魔祓い」現場にまじで2回遭遇した専門家に徹底インタビュー! 老婆が発狂、のたうち回り、声が激変…その時どうする!?のページです。キリスト教、祈り、体験談、悪魔祓いなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで