シーシェパードらに標的にされる太地町「くじらの博物館」に潜入! セミクジラの200キロ睾丸も発見…村田らむ取材!
入るとまず目につくのが、天井に展示された骨格標本だった。シャチ、セミクジラの骨格がのびのびと飾られている。
水棲動物の標本を天井に展示しているといえば、『国立科学博物館』を思い出す。ジンベエザメの標本やすでに絶滅している海竜や大亀の骨格標本が天井に飾られていて、とても迫力がある。
ただ『くじらの博物館』の展示にはとてもドラマ性がある。骨格の上には大きなクジラの模型が吊られていた。そして、そのすぐ隣には色彩豊かな船に乗ったたくましい裸の漁師たちの人形が吊るされている。
命がけの海の漁の様子を再現しているのだ。立体的なとても良い展示だと思った。
2階に登ると『くじらのふしぎ大発見! 展』というコーナーが作られていた。
子供向けに、クジラの生態がよく分かるよう解説している。クジラの年齢を査定するために使う、クジラの耳垢が展示されていた。なんでも木の年輪のように一年で一本づつ、耳垢に筋がついていくのだそうだ。調査の結果ナガスクジラは100歳以上生きることが判明した、と書かれていた。
保存液に漬けられた耳垢はまるで薪のようで、こんなの耳に入ってたらゴソゴソするだろうな~と思う。
骨格の見方を解説していたり、イルカが発する音を聞けたり、イルカのオスメスの見分け方を学べたり……と子供でもイルカやクジラを理解できるパートだった。
様々なクジラの骨やヒゲ、歯の実物展示、などが続く。僕は骨格標本がとても好きなので、見ていて楽しい。
クジラの歯のコーナーにはマッコウクジラやツチクジラの歯に並んで、イッカクの歯も展示されていた。イッカクと言えば、角が生えたイルカみたいな海獣だけど、あの角は歯だったのだ。ちなみにオスだけが発達するらしい。
その対面には、胎児のホルマリン漬けのコーナーがあった。ガラスケースに入れられたシャチの赤ちゃんの死に顔が、とても穏やかで安らかだった。思わず
「きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで」
とつぶやいてしまった。
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2024.10.02 20:00心霊シーシェパードらに標的にされる太地町「くじらの博物館」に潜入! セミクジラの200キロ睾丸も発見…村田らむ取材!のページです。村田らむ、和歌山県、太地町、クジラ漁、太地町くじらの博物館などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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