シーシェパードらに標的にされる太地町「くじらの博物館」に潜入! セミクジラの200キロ睾丸も発見…村田らむ取材!
ちなみに太地町はとても気持ちが良い街だった。漁港に立つと、漁港と山と海が一望できる。まるで絵に描いたような絶景だ。
鯨の骨で作った鳥居がある『えびす神社』、クジラ漁が始まる前の1590年に建造された『飛鳥神社本殿』、海を一望できる岬にある『岬神社』『金刀比羅神社』と興味深い神社も多い。
『落合博満野球記念館』もあって、博物館好きの僕としてはとても行きたかったが(野球好きではない。あしからず)、時間の都合で行けなかった。次回来た時はぜひ足を運びたい。
港にある『太地漁協スーパー』ではクジラ肉を売っていた。『花ゴンドウのウデモノ(太地産)』という商品を売っていたのを見て
「うで? 腕かな? ってクジラに腕とかないよなあ」
などと言ってたら、通りがかりのおばさんが
「内蔵を茹でたモノだよ」
と呆れた顔で教えてくれた。
そして今日も『くじらの博物館』に入館した。館の外にある、入り江に作られたプールでイルカショーとクジラショーが開催されるのだ。その前には、シロナガスクジラの骨格の模型が設置してあり、とてもカッコいい。
僕は水族館大好きなので、イルカショーは何度も見たことがある。ただその中でもかなりクオリティーが高いショーを見ることができた。
飼育員とイルカの息もピッタリだったし、プールも広いのでジャンプや水面ウォークの技ものびのびとできているように感じた。
そしてショーの後、300円を払うとイルカのボディにタッチできる企画があった。なんだかストリップを見た後に、チェキを買うみたいな感じだな……とか思う。
僕は基本的に動物を信じていないのであまり近寄りたくなかったが、藤倉さんが
「触りたい!!」
というので、半分付き合いで並んだ。そっとイルカの背中に手を置くと、ツルツルした樹脂のようなさわり心地の肌の下に、熱く太い筋肉を感じることができた。グッグッと静かに動いているのが分かる。
その他にも
『イルカのトレーナー体験』
『餌あげ体験』
『ふれあいスイム』などのサービスもある。
また併設されている『太地マリナリュウム』という水槽では水中から泳いでいるイルカを存分眺められる。
時間があるなら、半日くらいボーッと眺めていたかった。
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