臨死体験「生きるか死ぬかの選択肢を聖霊から与えられた」究極の二択を言い渡された男
死後の世界が存在する証拠として取り上げられることの多い臨死体験。科学的な説明はほとんどされていないが、心停止の状態から蘇生した人の4〜18%が臨死体験を報告していると言われている。体外離脱、トンネルを通る経験、まばゆい光の経験など、体験される現象には地域に関係なく一定の傾向があり、統計的な研究も進められている。
ところで、日本では死者は生前の行いに応じて閻魔大王に極楽行きか地獄行きか裁かれるという物語があるが、生きるか死ぬかの選択を自らに託された臨死体験者の体験談が海外で報告された。英紙「Daily Star」(10月5日付)が報じた。
ポッドキャスト「Coast to Coast」に出演した作家のキース・トンプソン氏は、20代の頃にハワイで溺死しそうになった時に、臨死体験をしたと話した。
「体外離脱の経験はありませんでしたが、下を見ると、水の中で苦しんでいる人がいて、その人が私だったので、自分が体外離脱したのだとわかりました。穏やかで、落ち着いていると感じました」(トンプソン氏)
その後、トンプソン氏は「キリスト教で天国と呼ばれる場所によく似た場所」に自分がいることに気づいたという。そして、「人生の中でずっと一緒にいたような、深い存在感との交流があった」と主張した。
「その存在は『あなたは何を選ぶのか』と言った。それは、この言葉にならない美しさを持つ無限の場所に留まるかどうかということでした」(トンプソン氏)
しばらく考えたトンプソン氏だが、この素晴らしい慰めの感覚を地上での生活に持ち帰りたいと思い、戻ることを選んだという。すると、気がついたら自分の体に戻っていて、近くの岩の上にいる友人のそばにいたそうだ。
他にもトンプソン氏は典型的な臨死体験の現象を体験しており、「急速に人生が一望でき、すべてが調和しているような感覚があり、光とトンネルがあった。説明できないような光の存在を見たり、祖父母を見たり、交流した」と話した。
それほどまでに素晴らしい死後の世界だったが、トンプソン氏は生き続ける選択をしたことを今まで後悔したことはないという。
参考:「Daily Star」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊臨死体験「生きるか死ぬかの選択肢を聖霊から与えられた」究極の二択を言い渡された男のページです。アメリカ、臨死体験、体外離脱、NDEなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで