【実録】首なし女の霊、左肩の痛み、人間の認知としての「関係妄想」とは? 大阪に潜む怪異!【第二回】
海老氏:ちょっと目を開けるとね、あぁ、これ見たらアカンやつやんけ、アカンわと思ったんやろけど、若い女のね、右手が見えるんですよ。しかも焼け爛れたね。いや、これアカンやんと思って。漫画の読みすぎや、気のせいやってと。
そんで、そのまま家に帰ったんやけど、誰かがいる気がする。考えすぎやと思うたんやけど、その後、左肩にシビれるような痛みがあるんです。まあ会社を辞める辞めへんって話もあったんで、ストレスからくる神経痛かなと思った。以来一年半くらいかなぁ、うずくまるような痛みが続いたんです。
ほんでね、その頃にちょうど中古車こうて、まあ嬉しくて乗り回しとったんですわ。そしたら地元のよう知っとるおばちゃんが「アンタ、彼女乗せてドライブして」って話しかけて来る。あと、後輩で反社みたいなんがおるんですが、そのうちの一人がね、いわゆる見えるヤツなんです。そいつらが溜まってるところに行ったら「え、女、連れてきたんスか!」って喜ぶんですけど、他のヤツには見えてないんですよ。「ん、一人やん?」ってポカーンとしててね。
妄想かもしれんですよ、でも、一度、鏡みてたら自分の後ろに、異様に小さな縮尺で、その女が映っていたこともありましたわ。まあ、そんなことが続いてたんです。ところが、偶然通りがかった神社で「火渡り」の儀式やってたんですよ。何か気になって、やってみようと思って行事に参加してみた。するとね、そこから嘘みたいに左肩の痛みが消えたんです。
――「火渡り」神事に参加することで祓えたと?
海老氏:もしかすると、そうなんかなと。まあ、でも偶然かもしれません。たとえば、コンビニで買い物してるときに、ふっと痛みが消えたのかもしれんし。ただ、思わず「関係」を妄想してしまうような出来事でした。ただ、その神社で「火渡り」神事に参加して以降は、あの女を見ていない。結局、あれで成仏したんかなと思うてますわ。
Twitter:海老(@RADlobster1179)
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2024.10.02 20:00心霊【実録】首なし女の霊、左肩の痛み、人間の認知としての「関係妄想」とは? 大阪に潜む怪異!【第二回】のページです。大阪、火傷、首なし、火渡りなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで