「鮮明な前世記憶」を持つ2歳の少年の謎! 話す内容が次々に事実と一致…黒人女性の生まれ変わりを主張
前世の記憶を持つ子供の存在はたびたび報告される。当時2歳のルーク・ルールマンもそんな子供の1人だ。 ルーク少年は、「自分は火事で死んだアフリカ系アメリカ人女性の生まれ変わりだ」と主張し、驚きの記憶を両親に語った。
ルーク少年は、わずか2歳の時に自分はかつてパムという女性だったと執拗に主張し始め、両親を怯えさせたという。少年の母親であるエリカさんは、オハイオ州のニュース「Fox 2」に、息子は幼い頃からパムという女性のことを話し始めたが、家族はその名前の人を知らなかったと語った。
エリカさんによると、ルークはこんなことを言っていたそうだ。「私に向かって、『そうだったんだ』と言ったんです」。そして、「でも、私は死んで天国に行ったんだ」と続けたそうだ。
さらに、ルークはしばしばシカゴに列車で旅行したと家族に話すことがあったが、オハイオ州シンシナティに住む一家はシカゴに行ったことがなかった。
ルークは、「私が女性だったころ、黒い髪をしていた」とか、「私が女性だったころ、こんなイヤリングをしていた」と話し、話す内容はどんどん具体的になっていったという。
その後、エリカさんは1993年にシカゴのパクストンホテルの火災で亡くなった19人のうちの1人、パム・ロビンソンという女性のことを知り、ルークの話すことが真実ではないかと疑うようになったそうだ。
そこで、彼女は超常現象調査番組「The Ghost Inside My Child」とつながり、そのプロデューサーもルークの衝撃的な主張を調査した。
撮影中、ルークは30代のさまざまな黒人女性の写真を1ページにわたって見せられた。その中の1人が故パム・ロビンソンさんだったのだが、ルークはパムを指差すように言われ、迷うことなくその女性を選んだという。
エリカはついに背中を押され、パムの家族に連絡を取った。すると、ルークとパムの間にいくつもの共通点があることがわかったという。たとえば、どちらもスティービー・ワンダーやキーボードを弾くのが好きだという点だ。
果たしてルークはパムの生まれ変わりなのだろうか……いずれにしろ、ルークがパムについての記憶を持ち、共通点を有していることは驚くべきことだ。
とはいえ、過去に別のテレビ番組が生まれ変わりだと主張する子供の演出をしていたことから、ルーク少年に関してもやらせだとの声もある。しかし、ルークの祖母は番組から一銭ももらっていないと話しており、エリカさんも「ルークの話は伝えるべきことだった」から出演したと話している。また現在までルーク少年の話が作り話だとする証拠もなさそうだ。
参考:「New York Post」、ほか
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