エリア51から6.4km!Googleマップで発見された謎の円形構造物… UFO着陸地点という説が浮上

自宅の椅子に座ったまま、誰もが「エリア51の謎」を覗き見できる時代になった。米国最大の機密軍事基地から、わずか6.4キロ。Googleマップで偶然発見された巨大な「円形構造物」が、いま世界中のオカルトファンを熱狂させている。砂漠のど真ん中に描かれた奇妙な円。そして、その中心には小さな盛り土。一本の細い道がそこへ導かれ、円のふちで唐突に途切れている——。「これはUFOの着陸跡ではないか」とSNSが沸騰しているが、果たして真相は。
座標「37°16’34.5″N 115°45’18.6″W」——誰でも見られる謎
問題の構造物は、ネバダ州の砂漠地帯、エリア51の本拠地である通称グルームレイクから北東に約6.4キロの地点にある。座標は「北緯37度16分34.5秒、西経115度45分18.6秒」。これをGoogleマップに打ち込めば、誰でも自分の目で確かめることができる。
映し出されるのは、周囲の地表とくっきり対比される、淡い色の砂で描かれた巨大な円形のクリアリングだ。上空から見るとまるで巨大な射的の的か、ヘリポートの着陸マーカーのように見える。中心にはわずかに盛り上がった小さな構造物があり、その影が円のなかにくっきりと落ちている。
さらに不気味さを増幅させているのが、円へとつながる細い未舗装路だ。荒涼とした砂漠を一直線に伸びてきたその道は、円のふちに到達した瞬間、ぷつりと途切れる。まるで「ここから先は、ここに降りるもの専用」と言わんばかりの構造である。
SNS沸騰「エイリアンの墜落現場では?」
英紙Daily Mailの報道によれば、この画像はSNSで瞬く間に拡散され、ユーザーたちは思い思いの推理を投稿しているという。なかでも最も人気なのが、「エイリアンの墜落現場(alien crash site)に見える」という説だ。
エリア51といえば、長らく「UFO墜落機の回収と、宇宙人の解剖が行われている場所」という都市伝説の本拠地である。1989年には、ボブ・ラザーなる人物がテレビで「グルームレイク近郊の極秘施設『S-4』で、自分は宇宙人の宇宙船を研究していた」と爆弾発言を投下し、世界に衝撃を与えた。基地の存在自体、CIAが公式に認めたのは2013年のことだ。
つまりエリア51は、「公式に存在を認められるまで半世紀以上も隠されていた」基地である。そこからわずか数キロの場所に、いきなり巨大な円が浮かび上がれば、人々が「UFOの着陸地点だ」「ついに証拠が見つかった」と騒ぐのも無理はない。火のないところに煙は立たぬというが、エリア51の周辺は常に煙だらけなのだ。
「いや、ただの爆撃標的でしょ」という冷静な声
もっとも、SNS民の全員がロマンに酔っているわけではない。比較的冷静なユーザーたちは、もっと現実的な解釈を提示している。曰く、この円形構造物は単なる「爆撃標的(bomb target)」ではないか、というものだ。
問題のエリアは、グルームレイクの東側に広がる「ネバダ試験訓練場(Nevada Test and Training Range)」の中にある。ここは冷戦時代から、空軍パイロットの爆撃訓練や、レーダー・センサー機器のテストに使われてきた由緒ある軍用地だ。
巨大な円形クリアリングは上空からも一目瞭然で、戦闘機のパイロットが模擬爆撃を行ったり、爆撃照準システムを試したりするのにうってつけ。中心の盛り土も、照準の目標点としてよく見られる構造らしい。実際、ネバダ州や米南西部の軍用訓練地には、似たような円形ターゲットが点在しているという。
そう考えると、「UFOの着陸跡」というよりは「冷戦の遺物」と見るほうがはるかに筋が通る。とはいえ、夢のない話ではある。
エリア51の「UFO目撃の半分」は、実はスパイ機だった件
ここで一つ、エリア51ファンが知っておくべき事実を紹介しておこう。2013年、CIAが400ページ超の機密解除文書を公開した際、衝撃的な記述が含まれていた。
それによれば、1950年代後半から1960年代にかけて全米で報告されたUFO目撃情報の「半数以上」が、実はエリア51で極秘テストされていた高高度偵察機U-2やSR-71の試験飛行によるものだったというのだ。一般の旅客機よりはるかに高い高度を、銀色の機体が陽光を反射しながら飛んでいく——目撃者がそれを「未知の飛行物体」と報告するのは、ある意味当然だった。
つまり、エリア51は「UFOを隠している場所」というよりも、「UFOに見える機体を作っていた場所」だった可能性が高い。今回の円形構造物も、その延長線上にある「軍事のリアル」かもしれない。

それでも、ロマンは死なない
科学的・軍事的な視点に立てば、答えはほぼ出ているのかもしれない。円形構造物の正体は、おそらく冷戦期の爆撃訓練用ターゲット。中心の盛り土は照準点。途切れた道路は、整備車両が出入りした名残——。
しかし、それを承知のうえでもう一度GoogleMAPを開き、座標「37°16’34.5″N 115°45’18.6″W」を打ち込んでみてほしい。砂漠に浮かぶあの円を眺めていると、なぜか「いやいや、本当にそれだけだろうか」という気持ちが湧き上がってくる。エリア51という地名の魔力は、合理的な説明をいくら積み上げてもなお、人の想像力に隙間を残し続けるのだ。
参考:Daily Mail、ほか
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2024.10.02 20:00心霊エリア51から6.4km!Googleマップで発見された謎の円形構造物… UFO着陸地点という説が浮上のページです。エリア51、Googleマップなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
