やはり植物は賢かった!!  リスクを回避しながら生きる植物の姿が研究で明らかに

 ずっとひとつの場所にいて動かないと、「根が生える」なんていったりしますが、植物はまさにひとつの場所から動きませんね。われわれ動物は、周りの状況を観察して行動を変えられますが、雨の日も風の日もひたすらたたずむ植物は、非常に受動的な生き方といえます。しかし、植物も細かな状況を把握し、内部の行動を戦略的に変化させているということが最近の研究で判明しました。3月12日に「New Scientist」が詳細を報じています。

 ドイツのゲッティンゲン大学のカトリーヌ・マイヤー博士らの研究班は、「ゼレシュク」という、中央アジアやヨーロッパ等に分布しているメギ属の植物の、寄生虫への対応について調査を行い、そのスマートな反応を科学雑誌「The American Naturalist」にて報告しました。


■植物:寄生虫の攻撃回避方法

 「ゼレシュク」は、果実に1つか2つの種子を持っているのですが、そこに寄生虫であるミバエというハエが、果実の皮を破り、種子に寄生しようと侵入してきます。マイヤー博士らは、この植物の果実を約2,000個集めて調査を行い、種子の数や寄生の有無などを確認しました。

 その結果、ゼレシュクは果実の種子が寄生された場合、寄生虫を殺すためにその種子への養分供給を止めることがあるとわかりました。植物は、資源が不足している時に、種子への養分供給を止めることは知られていましたが、それと同じような行動を、種子が寄生された際にも起こしているようです。

 そして注目すべきはその行動のあらわれ方で、2つの種子が入った果実のうち1つの種子だけが寄生された場合、寄生された種子はその75%ほどが発育を停止していたのです。この数値は、1つしか種子が入っていない果実の場合が5%ほどであったのに比べると、非常に高い数値です。

関連キーワード:, , ,

人気連載

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 5「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 5「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 5:UAPの内部に生命体は乗れるのか?―極限環境と「静かな部屋」の必要...

2026.09.27 18:00連載
最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 4「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 4「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 4:UAPを構成する未知の材料とは?―プラズマ・メタマテリアル・高次元...

2026.09.26 18:00連載
最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 2:重力ではなく「慣性」を操る?―慣性質量低減と真空エネルギーの可能性...

2026.09.24 18:00連載
最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 1「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 1「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 1:UAPは「空気を押して」飛んでいない?―70年続く未知推進研究と時...

2026.09.23 18:00連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

やはり植物は賢かった!!  リスクを回避しながら生きる植物の姿が研究で明らかにのページです。、、、などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

TOCANAおすすめコンテンツ

トカナ秘密結社購買部
【TOCANA】地震予知・宏観異常現象フォーラム(β)
【TOCANAにバナー広告を出しませんか?】自分を売り出すチャンス!