耳から口が生えたメス犬 ― 耳の中でうごめく唇、唾液、歯…トードちゃんの身に一体何が!?
この犬の名前はトード。5歳になるトードはメスで、米オクラホマシティが管理する動物保護施設に迷い犬として保護された。保護後に行われた診察で、獣医はトードには余分な“耳”があると診断したのだが――。
■保護された犬の余分な“耳”は“口”だった
その後トードは市の保護施設から、「Mutt Misfits」に引き取られた。「Mutt Misfits」は、重い病気のために外見が変わってしまった犬、年を取って新しい飼い主を見つけにくい犬たちを主に引き取って育てる民間施設だ。
「Mutt Misfits」の創設者であり、現在トードの飼い主でもあるヘザー・ヘルナンデスさんは、トードは家族のことが大好きなごく普通の犬であると言う。
トードが避妊手術を受けた時、トードには聴覚を持つ耳が1つ、そしてもう片方の耳付近には口があることが発見された。2番目の口は、あごがないので開閉せず、また実際にモノを食べる口としては機能しない。しかし、トードの耳の中の口には、唇のように見えるものがあり、活発に唾液を分泌している。
当初、2番目の口にある歯は2本と思われていたが、その後、奥にも数本の歯が見つかった。その奥の歯は欠けていたので、トードは時々痛みを感じていたらしい。それらの歯は抜歯されたが、大きな2本の歯は、頭蓋骨から生えている様子だったので、そのままにされた。
ヘザーは、トードの耳にある2本の歯が、将来何らかの健康問題を引き起こす可能性があることを納得しているが、1つ1つ問題を解決していくつもりだと話す。
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