「人の魂は9つの要素で構成されている」古代エジプトの教えとは!? 生命の源、死の影… ミイラを作った本当の理由判明!
(6)イブ ~心臓~
古代エジプト人たちは今日とさほど変わらず、ハートを人間の感情を司るものとみなしていた。イブ(Jb)は思考や意思決定の中枢でもあり、いうまでもなく魂の極めて重大な構成要素でもあった。
イブという言葉は格言や古代のエジプトの著作に多く登場するが、比喩として用いている英語のそれとは異なり、体内にある心臓そのものを指している。臓器のなかでも特別視された心臓は、入念な防腐処置のうえ、お守りのスカラベを伴って遺体のなかに残された。
(7)アーク ~不死性~
アーク(Akh)はバーとカーが死後に織り成す不可思議かつ絶えることのない英知を指している。葬送の手順が正しく行われた場合のみ、バーとカーは結びつき、この境地に至ることができる。
アークは人の知性や意思を象徴するもので、神々と星々の間で生き、愛する人の夢の中に現れることもあった。
(8)サフ ~精神体~
アークの異なる側面がサフ(Sahu)である。魂が来世に差しかかるとすぐに、サフはその他の要素から分離すると考えられていた。
生前に敵対していた人物につきまとったり、愛するものを守ろうとしたりする点は、現代の幽霊にも近い。エジプト中王国の男性が墓前に供えた、亡き妻のサフを鎮めようとする手紙が示しているように、不幸をもたらす「祟り」の一種と捉えることもできる。
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2024.10.02 20:00心霊「人の魂は9つの要素で構成されている」古代エジプトの教えとは!? 生命の源、死の影… ミイラを作った本当の理由判明!のページです。魂、ミイラ、古代エジプト、文明、輪廻転生、Forest、葬送などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで