「幽霊や妖怪を見たとき」の8つの診断ポイントを亜留間次郎が医学的に解説!「若おかみは小学生!」も科学的に検証!
【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

■若おかみは緊急入院
児童向け小説の人気シリーズでアニメ映画にもなった『若おかみは小学生!』の主人公おっこの周りには、幽霊の子供や子鬼などの妖怪が出現します。幽霊のウリ坊が具体的な幻視であり、おっこが幻覚に対して恐怖感を抱かないのは「血管性認知症」の典型的な症状です。
現代の小学生とは思えないほどの機械音痴も認知症の可能性があります。もし小学生が発症しているなら、緊急で頭部MRIを撮影して画像診断を行う必要があります。異常があれば脳神経内科専門医による診断と治療が必要です。
もしかしたら、魔界が登場してウリ坊たちが見えなくなる最終回までの話は、脳神経の治療中に起きていた「せん妄」の可能性があります。成長と共に幽霊が見えなくなったんじゃなくて、脳神経内科医の治療が成功して回復したのかもしれません。あるいは、若おかみはまだ小学生ですから、主観的には自分が病気であることを自覚する病識も、治療を受けている自覚も無かっただけかもしれません。
小児科医は小学生以下の子供の診察や治療を行うとき、医療の存在を患児に意識させないようにふるまう事があります。著者の妹は患児相手に「ポンピロ・ピンピロ・アロバロバ!」とか謎の奇声をあげるので、周りから「年齢的にかなり無理のある魔法少女」と呼ばれていますが、幼い子供を手術する小児外科の性質から必要があってやっているので断じて気が狂ってるわけではありません。小児科のナースや女医の服にピンク色が多いのもこのような理由からです。
皆さんも自分の家族が幽霊が見えると言い出したら、「子供の言う事だから」と決めつけずに受診させましょう。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「幽霊や妖怪を見たとき」の8つの診断ポイントを亜留間次郎が医学的に解説!「若おかみは小学生!」も科学的に検証! のページです。不思議の国のアリス症候群、若おかみは小学生!、脳神経疾患、体感幻覚、オートマティズムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング更新
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・脳から18cmの「生きた虫」! 数年前の“生食”が招いた悪夢の正体
- ・“反重力装置”「ディーンドライブ」の謎
- ・専門家が断言「ダイアナ妃は死ぬはずではなかった」
- ・未来を言い当てたSF小説10選!
- ・山奥に現れた「巨人の扉」の正体とは?
- ・1万2000年前、超古代文明は「彗星衝突」で滅んだのか?
- ・飛行機をわざと墜落させ判明した「一番安全な席」
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・マーク・ザッカーバーグ、マーク・ザッカーバーグを訴える
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?
- ・札幌の80代女性が100万円詐欺被害!「宇宙規模」のロマンス詐欺
- ・帝国と共に消えたロストテクノロジー、伝説の兵器「ギリシア火」