重力は存在しない…重力否定で見えてくる「宇宙の別の法則」! 全てに説明がつく、電気的宇宙論とキャベンディッシュの実験
■ピタゴラス主義とアインシュタイン
アインシュタインが特殊相対性理論を論文にしたのが1905年だった。論文を発表してもしばらくは何も反応がなかった。最初にアインシュタインの論文を取り上げたのは、量子を発見したマックス・プランクだった。プランクが論文を取り上げて紹介することで、アインシュタインは研究者としてやっていくことができたと言える。じつはアインシュタインはあまり数学が得意ではなかったらしく、大学の研究職に就いてからは、常に数学の得意な助手を脇に置いていたという。相対性理論はその大部分が数式で表され、思考実験によって検証されるという文字通り“理論”である。ここではある特殊な思想が入り込んでいることを指摘しておこう。それはピタゴラス主義である。
ピタゴラス主義とは古代ギリシャの哲学者ピタゴラスが創立した秘密結社「ピタゴラス教団」が掲げていた教義の一つだ。「自然は数学で記述されるべき」、「数が物体の本質である」と主張する。ピタゴラス教団は古代ギリシャの崩壊とともになくなったが、その思想はプラトン哲学に継承され、現在の科学に大きな影響を与え続けている。数学を使って宇宙を研究する宇宙論などは、ピタゴラス主義の典型と言える。「数学は物理学の道具」と考える物理の研究者が多いが、ややもすると、数式を根拠に自然現象を予測、証明したと主張する場合がある。これもピタゴラス主義の現れた結果と言えるだろう。
ピタゴラス主義の対極にあるのが還元主義だ。還元主義の歴史も古く古代ギリシャまで遡ることができるが、17世紀の哲学者デカルトによって主張され、近代科学を確立した精神的支柱となった。デカルトの還元主義は、自然現象は物と物が機械時計のように組み合わさって動いていると主張する。現在の科学哲学では、デカルトは近接作用を採用したと説明することが多い。近接作用とは「物体というのはそれが触れているものの影響のみを受けている」という概念で、「物体が空間を隔てて直接力を及ぼす」という遠隔作用と対をなす概念だ。近代物理学はもっぱら近接作用を根底に取り入れている。しかし、還元主義の真骨頂は近接作用ではない。
デカルトの還元主義は当時の王立科学協会で強く推進された。理由は実用的科学の発展だ。自然現象を物と物で説明できれば、物を操作することで自然も操作できるという発想があった。この考えの下で、パスカル、ボイル、フックといった偉大な実験家が自然を解き明かしたのだ。ファラデーも還元主義の一翼を担ったといえる。
相対性理論は太陽の重力で曲がる星の光を観測できたことから証明されていると考える人が多いが、当時の日食観測は精度が悪く証明になっていない。むしろ太陽近傍の太陽大気による屈折現象と考えたほうが合理的なのだ。質量※が重力を生み、空間を曲げることは証明されていない。
振り返ってみれば、アインシュタインの相対性理論は自然を数式で表す。とくに空間は数学から取り入れた概念であって、自然に存在する物ではない。一般相対性理論では空間の曲がりが重力の原因だとするが、空間をじっさいに曲げることはできない。空想の産物だからだ。ここに還元主義を大きく外れた相対性理論の欠陥が現われている。ピタゴラス主義は科学に入り込んだ古代宗教の残滓といえるだろう。
※質量は荷電粒子による磁場の抵抗(http://zao.jp/index.php?blog=12&p=354&more=1&c=1&tb=1&pb=1)
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2024.10.02 20:00心霊重力は存在しない…重力否定で見えてくる「宇宙の別の法則」! 全てに説明がつく、電気的宇宙論とキャベンディッシュの実験のページです。物理学、重力、アルベルト・アインシュタイン、アイザック・ニュートン、電気的宇宙論、電気的地球科学、キャベンディッシュの実験、マイケル・ファラデー、マクスウェルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで