重力は存在しない…重力否定で見えてくる「宇宙の別の法則」! 全てに説明がつく、電気的宇宙論とキャベンディッシュの実験


■ブラックホールは電波を出す天体

 ニュートンの万有引力、キャベンディッシュの実験、相対性理論といった現代物理学の中核にある説がそれぞれ微妙な間違いを含んでいることが分かったと思う。でもブラックホールがあるじゃないかと考えるかもしれない。じつはブラックホールと見られている天体は、非常に強力な電波を放射する天体なのだ。

 重力の非常に強い天体があることは、相対性理論が発表された後、1915年のシュヴァルツシルトをはじめとした多くの理論家によって予想されていた。ブラックホールは1930年、中性子星は1937年にその存在が予想された。今回ノーベル賞を受賞したペンローズ博士は1960年代にブラックホールが回転していることを予想した業績がある。

 ブラックホールが発見されたのは、X線を観測できる電波天文学が発展した1970年代だ。ある非常に強力な電波を放出する天体が発見されたのだ。白鳥座X-1と命名された電波天体は、なぜそれほど強いX線を放射できるのかが不明だった。核融合で輝いているとされる太陽もX線を放射しているが、ごくわずかである。X-1のように強い電波を放射するためには、核融合以外の原因を探す必要があった。

 非常に強い電波を発生させる原因として想定されたのが、ブラックホールだった。ブラックホールに周囲からガスが落ち込んでいくとき、強力な重力によってガスが加速される。そのときにX線を放射しているのだろう、と推測されたのだ。光を逃さないほど強力な重力が電波を出す原因と考えられたわけだ。

 しかし、電波を出す方法はほかにもある。レントゲンで使われるレントゲン管は真空管の一種で、マイナスの電極から出た電子をプラスの電極にぶつける。ぶつけられた電子は急激に減速するが、そのときにX線を放射する。レントゲン管の仕組みは放電なのだ。

近くの連星からブラックホールに吸い込まれるガス。wikipediaから

 
 ブラックホールとされる天体の多くは連星、いわゆる“2つの天体が隣り合ったもの”と予想されている。電気的宇宙論では恒星は星間物質の持つ電気で輝いているとするが、2つの恒星が隣り合ったとき、大きな放電が起きる。この大放電がX線を放射しているのだ。宇宙空間は真空なので、放電は容易に起こる。レントゲン管の存在が放電によるX線を証明しているので、重力による説明より現実的と言える。

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