1937年の映像にタイムトラベラー!? 「スマホで通話する女性」の正体とは…

モノクロの古い写真や映像を見ていると、時折「その時代には存在しないはずのテクノロジー」が映り込んでいるように見えることがある。いわゆるオーパーツ的なこれらの発見は、ネット上の陰謀論者や都市伝説ファンを常に熱狂させてきた。
そして今回、「タイムトラベルの決定的証拠」とされる1937年の映像が発掘され話題となっている。そこには、どう見ても「スマートフォンで通話しながら歩いている女性」の姿が映っているというのだ。
1937年にスマホで通話する女性?
問題のニュース映画の映像には、階段を下りてくる女性たちの集団が映し出されている。一見すると、なんてことのない戦前の風景だ。
しかし、画面をよく見てほしい。多くの女性が白いスカーフを被っている中で、一人だけ黒いヘッドラップと半袖のドレスという、少し周囲から浮いた服装の女性がいる。そして彼女の「手元」が最大のミステリーだ。
彼女は右手を耳の横に当て、何か小さな物体を握りしめている。しかも、時折口を動かして喋り、相手の言葉を聞くかのように一瞬立ち止まるなど、その仕草は完全に「歩きスマホで通話している現代人」そのものなのだ。
人類初の携帯電話(モトローラ製のレンガのような巨大な端末)が実用化されたのは1980年代。映像が撮影された1937年当時からすれば、半世紀も未来のテクノロジーである。
この映像が陰謀論サイトに投稿されるや否や、ネットの特定班たちは大興奮。「彼女が階段を降りながら小さな物体を耳に当てて話しているのは間違いない」「一体誰と、どんな通信網を使って話しているんだ!?」と、彼女がタイムトラベラーであるという説が急速に拡散された。
「あれは私の曽祖母で、実験用の無線機です」
実は、こうした「戦前のスマホ通話映像」が話題になるのはこれが初めてではない。
今回の映像のわずか1年後、1938年に撮影された工場の出口の映像でも、「耳に長方形のデバイスを当てて笑顔で通話しながら歩く女性」の姿が発見され、世界的なタイムトラベラー論争を巻き起こしたことがある。
しかし、その1938年の映像については、後に思わぬ形で「種明かし」がされている。あるYouTuberが「映像に映っているのは私の曽祖母です。彼女が手に持っているのは、当時、デュポン社がテスト開発していた実験用のワイヤレス電話(トランシーバー)です」と名乗り出たのだ。

今回の1937年の女性が手にしているのも、未来のiPhoneではなく、当時の最先端の通信テスト機だったのか。それとも、氷で冷やすタイプの保冷剤か何かを耳に当てていたのか。真実は定かではないが、少なくとも「タイムマシンに乗って過去に来たのに、堂々と人前でスマホで通話してしまうドジな未来人」という設定は、少し間抜けで面白い。
1940年代のビーチに現れた「スマホを覗き込む男」
過去の映像に潜むタイムトラベラー疑惑は、通話だけではない。
第二次世界大戦中の1940年代、イギリスのビーチでくつろぐ何百人もの人々を捉えた写真がある。水着姿の人々が寝そべる中、中央に一人だけ「ブラウンのスーツをビシッと着込み、手元の小さなデバイスを熱心に見つめている男」が写り込んでいるのだ。

周囲ののどかな雰囲気から完全に浮いているその男の姿勢は、まるで「ビーチの真ん中でスマホの画面(SNSのタイムライン)をスクロールしている現代人」にしか見えない。ネット上では彼に「メールを打つタイムトラベラー(texting time traveller)」という見事なアダ名が付けられている。
過去の映像に現代のガジェットを探す遊びは、ネット時代の最高にロマンチックなエンターテインメントだ。もしあなたが古いアルバムや白黒の映像を見る機会があれば、群衆の中に「Apple Watch」をつけている人や、「AirPods」を耳に入れている人がいないか、念のため探してみてはどうだろうか。
参考:Daily Star、ほか
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2024.10.02 20:00心霊1937年の映像にタイムトラベラー!? 「スマホで通話する女性」の正体とは…のページです。携帯電話、スマホ、タイムトラベラーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで