「インフルエンザに感染」して、報酬30万円! 被験者が内情を語った…!
今年もインフルエンザの流行が始まった。今後しばらくの間、人口密集地などでは特に感染への注意が必要だ。また、季節性インフルエンザだけではなく、新型インフルエンザの発生とパンデミック(爆発的流行)に対する懸念も決して消え去ることはない。対策として、個人レベルでの感染予防や拡大防止が、非常に重要であることは間違いないが、世界には自ら進んでインフルエンザに感染し、研究の対象となり報酬を得る人々がいるようだ。
■楽じゃないけど……報酬は30万円!
英Daily Mailが今月26日に報じたところによると、米国国立衛生研究所のマシュー・メモリ博士が、インフルエンザに感染してくれる被験者を現在募集中であるという。また、その際の報酬は3,000米ドル(約30万円)のようだ。この実験の被験者になるためには、「健康体かつ50歳以下」という条件が設定されているが、博士は、研究を加速するため来年までに100人を超える被験者を採用する予定だとしている。
被験者として採用された人々は、鼻の奥に生きたインフルエンザウイルスを吹きかけられる。そして少なくとも9日間は、米国国立衛生研究所内に設けられた特別隔離病棟で生活することが課せられる。またその期間、症状の経過を常に観察されることとなり、最終的に検査によって保菌者でなくなったことが確認されるまで解放されることはない。ちなみに被験者がさらされるインフルエンザウイルスには、重症化を防ぐための調整が加えられているという。
メモリ博士は、この実験について、「より効果的な新しいワクチンを作るためのステップである」と語った上で、すでに感染している人を研究対象とはせず、新たに被験者に感染させる手法をとる理由に関しては、「ウイルスの侵入から始まる、感染のそれぞれの段階で、人間の免疫システムがどのように反応しているのかを評価するため」であるとしている。
■被験者は語る
被験者の一人で、普段はメリーランド州カレッジパーク市内のレストランで働くダニエル・ベネット(26)さんは、「(被験者となることを決めたとき)母からメールですごく怒られました」と笑いながらインタビューに答えている。自身は、「公的機関が行う実験ですから、危険だとは思わなかった」ようだ。
ベネットさんは、シリンジを鼻の奥に入れられ、インフルエンザウイルスを吹きかけられたとき、喉に落ちてきたウイルスは「しょっぱかった」と語る。数日後、当然ながら彼の体には鼻水をはじめとするインフルエンザの症状が現れたが、実験期間中は勉強したり、テレビを見たり、他の被験者とゲームをするなどして過ごし、特につらいことはなかったようだ。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「インフルエンザに感染」して、報酬30万円! 被験者が内情を語った…! のページです。インフルエンザ、ウイルス、ワクチン、抗体などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング17:35更新
- ・NASAが警告する“都市壊滅級”小惑星「2024 YR4」
- ・中国のAI「DeepSeek」に天安門事件や習近平について聞いてみた
- ・宇宙から時速1300キロで地球に落下!極限のスカイダイビングを成功させた男の挑戦
- ・ロボット犬 vs ドローン、花火合戦が未来の戦争を予見?
- ・中国発のAI「DeepSeek」が世界に衝撃を与えた理由とは
- ・大昔の地球にいたかもしれない“サイルリアン”とは?
- ・2038年1月19日の“カウントダウン終了”とは?
- ・「脳は宇宙意識の受信機にすぎない、自我は宇宙意識の一部」科学者が断言!
- ・NASA探査機が太陽に接触!その記録と“不気味な音”
- ・【死後の世界】意識は死んだ後も残るか「重要ポイント11」を公開!
- ・JFKが即座に却下した米国人を犠牲にする偽旗作戦とは
- ・ダ・ヴィンチのスケッチから“隠された地下通路”が見つかる
- ・「ノアの方舟の謎」古代文献に描かれた不思議な形状
- ・南極で“古代由来の卵型UAP”発見!?衝撃の動画がリーク
- ・NASAが警告する“都市壊滅級”小惑星「2024 YR4」
- ・ワシントン航空事故に陰謀論が浮上 「内部の仕業」との主張も
- ・ワシントンD.C.近郊で旅客機と軍用ヘリが衝突、ポトマック川に墜落
- ・地球平面論者、地球平面説の第一人者「アポロ11号の月面着陸はハリウッドのスタジオで撮影された」
- ・タイムループから抜け出せなくなってしまった人々の事例集
- ・中国のAI「DeepSeek」に天安門事件や習近平について聞いてみた