【珍しい病気】アファンタジア ー 頭の中で具体的なイメージを想像できない人々
その結果、アファンタジアを抱える人は、過去を思い出す能力、未来をイメージする能力、夢を見る能力が低下していることが分かったという。また、アファンタジアの人は夢を見ることが少ないだけでなく、その内容が不鮮明で、感覚的な詳細が少なかったそうだ。
そして、視覚的なイメージだけでなく、聴覚、触覚、運動感覚、味覚、嗅覚、感情といった感覚様式すべてにおいてイメージする能力が低下している傾向にあることも示唆されたというが、これは実際にアファンタジアだと公言しているアラン・ケンドルさんの報告とも一致している。ケンドルさんは、頭の中で音楽を再生することができないそうだ。
「最初は意味が分かりませんでした。頭の中で音楽を奏でる能力なんて私にとっては普通じゃありません。魔法みたいなものです」(ケンドルさん)
ただし、視覚的なアファンタジアを持つ人が必ずしも聴覚的なアファンタジアを持つわけではなく、アファンタジアには広いスペクトラムがあるとのことだ。さらに、アファンタジアとは反対に非常に鮮明な視覚イメージを思い浮かべられるハイパーファンタジアも存在するという。だが、まだまだ研究の少ない分野のため、これらについて分かっていることは現時点では多くない。
もし自分がアファンタジアではないかと思う人は、ニューサウスウェールズ大学フューチャーマインヅラボに登録し、研究を手伝うことができるという。興味のある方は試してみてはいかがだろうか?
参考:「Science Alert」、「BBC」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊【珍しい病気】アファンタジア ー 頭の中で具体的なイメージを想像できない人々のページです。夢、記憶、心理学、認知機能、アファンタジアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで