人間と猿の脳を分けるDNA特定? 宇宙人が我々に施したDNA操作が判明か!
「異なると特定されたDNAの部分は予想外でした。これは、以前は“ジャンクDNA”と呼ばれていた、いわゆるDNAの構造変異体であり、長い間機能がないと見なされてきた長い反復DNAストリングです。以前、研究者たちは、タンパク質産生遺伝子が存在するDNAの部分(DNA全体の約2%しか占めていない)で答えを探し、タンパク質自体を調べて相違の例を見つけていました」(ヨハン・ヤコブソン教授)
したがって今回の新しい発見は、機能がないと考えられていた我々のDNAの大部分を構成する“ジャンクDNA”と呼ばれていたタンパク質コード遺伝子の“外部”にヒトとチンパンジーを別つ違いがあることが示唆されることになったのである。
■統合失調症の知慮法の開発に繋がる可能性
「これは人間の脳の進化の基礎が、おそらく以前に考えられていたよりもはるかに複雑な遺伝的メカニズムであることを示唆しています。(これまでは)答えは遺伝的DNAの2%にあると考えられていたからです。私たちの研究結果は、脳の発達にとって重要であるのはおそらく見落とされていた98%に隠されていることを示しています。これは重要であるように思われる驚くべき発見です」(ヨハン・ヤコブソン教授)
ルンド大学の研究チームが使用した幹細胞技術は革新的であり、この種の研究を可能にした画期的なものである。2012年のノーベル生理学・医学賞にもなった、特殊な細胞(iPS細胞)を再プログラムしてあらゆる種類の体組織に発達させることができる技術を発見したのは、ご存知のように日本の研究者である山中伸弥氏である。そして今回、ルンド大学の研究チームは、この技術を用いてヒトとチンパンジーの脳細胞を培養した。この技術がなければ、倫理的な方法でヒトとチンパンジーの脳の違いを研究することは不可能であったのだ。
では、なぜ研究者たちはヒトとチンパンジーの違いを調査したかったのか。
「私は脳こそが、人間を人間たらしめているものを理解するための鍵であると信じています。人間が社会を構築し、子どもたちを教育し、高度な技術を開発できるような方法で脳を使用できるようになったのはなぜですか? 魅力的な問いです!」(ヨハン・ヤコブソン教授)
ヤコブソン教授は将来、この新しい発見が、人間に特有のように見える統合失調症などの精神障害の謎に遺伝子ベースで答えを見出すことにつながる可能性があると考えている。
「しかし、そこに到達するまでには長い道のりがあります。コード化されたDNAの2%について、さらなる調査を行う代わりに、 研究のために100%すべてを深く掘り下げることを余儀なくされる可能性があります。これはかなり複雑な作業です」(ヨハン・ヤコブソン教授)
研究にはまだ長い道のりが残されているということになるが、人間とチンパンジーを別つ分岐点が、まったく自然のものであったのか、それとも、宇宙人をはじめとする何らかの超高度な存在による意図的操作が働いていたのか、真実が確定する日もそう遠くはないのかもしれない。研究の進展に期待したい。
参考:「The Jerusalem Post」、「Lund University」ほか
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