統一教会「新生事件」の捜査を妨害した政治家は誰だったのか？ 日本社会とカルトの深い闇を有名弁護士が糾弾（インタビュー）

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渡辺　　おそらく知ってはいても、宗教活動だと割りきっていたのではないでしょうか。ビデオメッセージ送るのも、統一教会からお金をもらってやっている訳ですから。

――今回の事件は、アメリカのバイデン民主党が統一教会の支持者が多い共和党に勝つために、資金源の70％を占める日本の統一教会を潰しにかかったのでは、という噂もあるようですが、どう思いますか？

渡辺　　統一教会は資金源のみならず、ほとんどの信者も日本人ですね。

――最後にメッセージをお願いします。

渡辺　　「信仰の自由」「宗教活動の自由」と本件は別問題です。正体を明かさず勧誘する統一教会に、宗教団体だと知らずに入ってしまう人たちがいる訳ですから。

　暗殺事件により浮き彫りとなった政治とカルト宗教の癒着問題。元衆議院で長年、旧統一教会の取材してきた有田芳夫氏は、TV出演した際に「統一教会の宗教法人格が取り消しにならなかった理由は政治の力です」と発言し、スタジオは通りついた。

　有田氏はツイッターで、「あるテレビ局の人から『有田さん、政治の力は言わないでくださいね』。そのほか複数の局から『世界日報』『特定の政治家の名前』は言わないでほしいと伝えられた。『有田さん、昔のテレビとはちがうんだ』」と言われたことも報告している。

　政治家が統一教会のようなカルトを黙認してしまえば、検察・公安は手を出しにくくなり、メディアからも「報道の自由」が失われる。同様の事件の再発を防ぐためにも、「政教分離」が守られるクリーンな政治に変革すべきである。

〜おわり〜

※ 前編：安倍氏がビデオを送ったUPF（天宙平和連合）に参加した住職が激白！ 統一教会の超エグい洗脳方法とは？

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文＝深月ユリア

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