地球、太陽系から追い出される可能性ガチ浮上！論文公開、人類滅亡シナリオがまた1つ追加される…

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　星が太陽系内を移動する速度が早い場合、惑星の軌道を変えるほどの影響を与える可能性は低いという。地球が太陽を周回する速度（時速10万6000キロ）程度ならば、木星の軌道まで入り込んだとしても問題が起こる可能性は低いというが、もしその速度がそれよりもずっとゆっくりならば、太陽系の端を通り過ぎるだけで大きな変化が引き起こされるという。また、星が太陽系の平面に沿って通過すると、地球に接近する可能性が高くなる。なお、星が地球・太陽間の2倍の距離まで近づいた場合、地球は破滅するしかないとのことだ。

　なんとも恐ろしい話だが、地球40億年の歴史上、このような事態は起きていないし（だから我々は今ここに生きている）、今後起きる可能性も1万5000分の1と非常に低いという。星が太陽系を通過するためには、太陽系外に存在するとされる天体群「オールトの雲」を通らなければならないからだ。一般に、天の川銀河の中心部に近いほど、惑星がこのような破滅の運命をたどる可能性は高くなるとのことだ。

　人類滅亡のシナリオはいくつもあり、その対策として様々なアイデアが出されているが、さすがに地球が太陽系のハビタブルゾーンを追い出されてしまってはもうどうしようもない。このような不運が太陽系を襲わないことを祈るしかない。

参考：「Express」「Space.com」「arXiv」ほか

TOCANA編集部

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