ブータンに知る人ぞ知る「ペニス村」があった! 世界195カ国を回るYouTuberが驚愕…
世界中を旅するトラベル系YouTuberの男性が、世にも奇妙な「ペニス村」を発見したと報告し話題を呼んでいる。
世界195カ国の制覇を目指して活動しているポルトガル人のダニエル・ピントさん(25)は、すでに121カ国を回ったというが、現時点で「一番イカれている」と感じた場所は、南アジアのブータンにあった。
首都・ティンプーから約20キロ東に位置する「ソップソッカ」という小さな村は、ペニスのオブジェや壁画であふれ返っている。村のほぼ全ての建造物に、リアルなペニスが描かれているのだ。
ブータンでは男根が多産や豊穣、魔除けのシンボルであり、崇敬の対象になっている。15世紀ごろ、ブータンを訪れたチベットの僧が自らのペニスで悪魔祓いをしたという伝説があり、それに由来するともいわれている。
村中に溢れ返るペニスを目にすると圧倒されてしまうが、男根を信仰する文化はそう珍しいものではない。ヒンドゥー教におけるシヴァ神のシンボルは男根だし、古代ローマでも男根は魔除けのシンボルとされていた。日本にも、川崎市・金山神社の「かなまら祭り」を始め、各地に男根信仰が存在する。
ソップソッカの建物に描かれたペニスのデザインは実に多種多様で、その多くは目がついていたり、牙が生えていたりと神格化されている。また、村一番の観光資源であるチミ・ラカン寺院には、大量の男根に囲まれた黄金の大仏が祀られており、国中から参拝者が訪れているという。子宝祈願を目的とする女性も多く、木製のペニス像を抱えて境内を3周するとご利益があるのだとか。
村の特産品も、ペニスだ。ピントさん曰く「およそ、ペニスから想像できるものはすべて商品化されていた」という。Tシャツなどはもちろんだが、もっともメジャーなお土産は手作りのペニス像だ。サイズも、デザインもひとつひとつ違う、世界にひとつだけのマラ。ブータンでは、こういったペニス像を家で祀ることもごく一般的だといい、ピントさんは「この村からブータン中にペニスが供給されていくのだ」と語っている。
ここまで聞けば興味をそそられる人もいるかもしれないが、ブータンへの渡航はなかなかに手間がかかる。外務省のホームページによると、ブータンへの入国許可書の取得は、ブータン旅行を取り扱っている旅行会社が代行する決まりとなっており、大使館などで取得することはできない。
さらに、ブータンでは個人・団体を問わず、外国人の観光には現地のガイドが入国から出国まで同行することになっている。旅行中はこのガイドの指示に従う必要があり、単独行動は事実上不可能となっている。
まるで、北朝鮮を思わせるようなルールだが、これはブータンが観光地としてまだまだ整備されきっていないことから、渡航客の安全を保証するための取り組みとのことである。手順さえきちんと踏めば行きたい場所にはほとんど行けるということだ。
ピントさんのSNSアカウントは以下のとおり。ペニス村に興味が湧いた方は是非チェックしてほしい。
Instagram(https://www.instagram.com/dnzh.travels/?hl=en)
YouTube(https://www.youtube.com/ohhdnzh)
参考:「Daily Star」ほか
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