地球上で製造不可能な金属が地下に!?「オブジェクトM」と呼ばれる200トンの未確認物体とKGBが封印した最高機密の正体

エストニアの首都タリン、住宅街メリヴァリャ地区で1960年代のある日、井戸を掘っていた住民が地下深くで硬い金属の塊に突き当たった。
掘削工具はそれ以上進まず、砕けた破片だけが地上に持ち帰られることになった。
数十年後、ロシアの新聞「プラウダ」がこの破片について報じたことで、事態は一気に世界的な謎へと発展する。分析にあたった技術者が感電したような衝撃を受け、意識を失ったというのだ。
井戸の底に眠る「重さ200トンの卵形物体」
この井戸を掘っていたのはヴィルゴ・ミット氏という人物で、地下7〜8メートル付近でジャックハンマーが硬い障害物に阻まれたのが発端だった。
砕けた破片は地質学者の友人に渡され、その後は大学の研究室の棚に長らく保管されていたという。プラウダの報道をきっかけに、この物体は「オブジェクトM」あるいは「メリヴァリャの物体」として知られるようになった。
ロシア当局の見解では、卵形の金属物体は全長約15メートル、重さ約200トンに達し、住宅の地下から庭先にかけて埋まっているとみられている。1980年代に行われた掘削作業では、作業員の1人が物体に腹部を打たれ、体に三角形の火傷跡が残ったと伝えられている。
「地球上では製造不可能」——科学アカデミーが下した結論
エストニア科学アカデミーが破片の合金を分析した結果、重力による冷却効果なしには生成し得ない金属組成であるとの結論に達したと伝えられている。
この物体をめぐる調査には旧ソ連の国家保安委員会(KGB)も関与し、「最高機密」に指定された文書が作成されていたという。さらに、正体不明の人物2人が現金の詰まったスーツケースを手に、物体が埋まる住宅そのものの購入を持ちかけてきたこともあったと伝えられている。
半世紀以上にわたる調査にもかかわらず、円盤状とされる物体の本体はいまだ写真に収められたことも、掘り出されたこともない。

「地球は野生動物用カメラの中」——エストニア人監督が語る監視装置説
この事件をまとめた著書『Object M: Estonia’s Buried Mystery』を上梓したエストニア出身の映画監督マート・サンダー氏は、対象物をめぐる証言に矛盾が多いことに強い関心を寄せているとの見解を示している。
堆積物の状態からは氷河期以前に埋没した可能性が指摘される一方、1917年という比較的最近の時期に埋設されたとする説も存在し、年代特定だけでも見方が真っ二つに割れているという。
物体が地球外由来の宇宙船である可能性について問われたサンダー氏は、それはあくまで数ある仮説の一つに過ぎないとして、特定の説に肩入れせず開かれた姿勢を保ちたいとの考えを示した。個人的な見立てとしては、これは監視ステーションや観測装置に近いものではないかとし、人類を観察対象とする「野生動物用カメラ」になぞらえられるとの見解を述べている。
こうした「監視装置」という発想は、地球外文明が意図的に人類との接触を避けているとされる、いわゆる「動物園仮説」ともよく似ている。宇宙人が我々をペット感覚で観察しているのか、それとも太古の地層に埋もれた未知の技術遺物にすぎないのか——真相は今も地中に横たわったままだ。
ただ一つ確かなのは、半世紀にわたり誰もその「顔」を見た者がいないという事実である。掘り返すたびに新たな謎が積み重なるだけのこの物体が、果たしていつか白日の下にさらされる日は来るのだろうか。
参考:NewsNation、ほか
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2024.10.02 20:00心霊地球上で製造不可能な金属が地下に!?「オブジェクトM」と呼ばれる200トンの未確認物体とKGBが封印した最高機密の正体のページです。金属、動物園仮説、エストニア、卵型などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

