ウクライナ侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味とは!? 本当に怖いプーチンの実像をジェームズ斉藤が解説
──そんな面倒くさいことがクレムリン内部で起こっているんですね。
ジェームズ 可能性ですけどありますね。
いずれにせよ、全面侵攻が開始されてしまいました。私のところに入ってきた情報ですと既にキエフにミサイルが射ち込まれて軍事施設が破壊されています。その軍事施設はコマンド&コントロールを司る施設で、そこを破壊されるとウクライナ軍としては耳目を塞がれた状態になります。加えて、大量にサイバー攻撃が加えられていますから、部隊同士でも話し合うことができなくなっています。あとは、チェチェンの特殊部隊が派遣されました。彼らは処刑専門の殺戮部隊です。インターネットに流れている首切り映像の元祖は彼らです。チェチェン戦争の時に首切り映像をわざと流して、それでロシアの民衆に恐怖を与えて「やっぱりチェチェンは潰さなければいけない」という世論を作りあげたのです。しかも、そのオペレーションはチェチェンとロシア軍事インテリジェンスのGRUの合作です。
──また、GRUですか。ところで、全面侵攻するにあたってプーチンはどんな大義名分を掲げているんですか?
ジェームズ 新しくプーチンが出した声明文があって、彼はウクライナの脱ファシズム化及び武装解除のためだと言っています。どういう論理かといいますと、ネオナチが欧米の指示を受けてウクライナを強奪しているという理屈です。それをもって「ウクライナ全土はネオナチだ、ファシズム打倒だ」などと言い出し、ウクライナの武装解除をやっています。ですから、プーチンはファシズム政権であるキエフの政権を追い落とし、次はウクライナの市民に選択肢を与えるということをするでしょう。ロシア側につくか、ファシストにつくかということです。
──そこでファシストにつくと言ったら?
ジェームズ チェチェンの首切り部隊が動きます。つまり、事実上、選択肢はありません。「ロシア」と言うしかないんです。
──欧米諸国はどんな行動を取るんでしょうか? たぶん、アメリカもNATOも動かないんですよね?
ジェームズ 動きません。遠巻きに経済封鎖か何かをするだけでしょう。そもそもアメリカ軍はウクライナに展開していませんし、前回語ったようにNATO軍も介入できません。ウクライナはNATOに加盟していないので自衛権は発動できません。よって欧米は傍観して終わりです。バイデンは負け犬の遠吠えのようにプーチンは侵略者だを繰り返すだけでしょう。完璧に出来レースです。
──では、プーチンはウクライナをもう取ってしまったということなんですね。
ジェームズ 残念ながら。だって考えてみてください。チェチェンの殺戮部隊がデカいナイフを首に当てて「ロシアにつくか」と言ったら「つきます」と言うしかないじゃないですか、一般市民の感覚からすれば。それをもってプーチンは「ウクライナの民意を代表して」とか、「ロシアに再編入することを希望した」と言うんですよ。この再編入がロシア的に言う併合です。ずっと言っていますが、ウクライナはどこまでいっても生贄なのです。とてもつらい話ですが、世界支配層にとっては、かつて奴隷だったスラブ系民族の命など単なる消耗品なのです。ウクライナの歴史的悲劇が2022年にも繰り返されることになってしまいました。 痛恨です……。
~つづく~
【ジェームズ斉藤が明かす「ウクライナ侵攻」の真実】
第1回:全ては出来レース… 米露は密約を交わしている
第2回:真の黒幕はバチカンか!? 裏世界の縮図を暴露
第3回:ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」か!?
第4回:本記事
第5回:ウクライナ大統領の正体は“ロシアのスパイ”か?
第6回:侵攻の陰でロシア軍内部にプーチン暗殺の陰謀!?
第7回:プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!?
第8回:ゼレンスキーの“報じられない闇”! 黒すぎる人脈
第9回:侵攻苦戦は“伝統”… プーチンを操る「影の支配者」
第10回:プーチンはすでに核兵器使用を決意か!? “三重の裏”
第11回:プーチンは「ユダヤ・ファースト」で動いていた!?
第12回:ロシアは核攻撃で「日本の再現」狙う!? 本当の戦況
第13回:“ウクライナ後”に待ち受ける「新たな世界秩序」
第14回:露の危機、米の利益、英の謀略… 侵攻と世界情勢の裏
第15回:オリガルヒ怪死の真実、「グレート・ナラティブ」へ
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2024.10.02 20:00心霊ウクライナ侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味とは!? 本当に怖いプーチンの実像をジェームズ斉藤が解説のページです。プーチン、ウクライナ、KGB、チェチェン、バイデン、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで