脇の下を7cm切り裂かれたのに“出血ゼロ”「大きな頭に光る目」の存在に襲われた6歳少年の戦慄の証言

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 未知の存在との遭遇談には、ある種の共通パターンが存在する。まばゆい光を放つ物体、突然の強風、そして意識を失うほどの恐怖。だが、ブラジル北東部で暮らしていた6歳の少年ジャニエル君が体験したとされる出来事は、少しばかり毛色が違っていた。

 彼の身体には、深さ7センチにも及ぶ切り傷が刻まれていた。にもかかわらず、その傷口からは血が一滴も流れなかったというのだ。彼の身に、いったい何が起きたのか。

セアラ州の田舎で「円盤」が降りてきた日

 事の発端は、2008年11月2日にさかのぼる。ブラジル北東部セアラ州イタレマ、コレゴ・ド・サルガードと呼ばれる田園地帯でのことだった。

 当時6歳のジャニエル君は、10歳のシウマキ君と8歳のジョゼ・フェリペ君という2人の従兄弟とともに、屋外で遊んでいたという。その最中、空から円形の発光する物体がゆっくりと降下してきた。

 証言によれば、その物体は耳をつんざくような音を発し、あたりには強い風が吹き荒れたとされる。異変を察知した従兄弟の2人は、近くにあったカシューの木の陰へと一目散に逃げ込んだ。

 だが、ジャニエル君だけはその場から動けなかった。地面に立ち尽くす幼い少年の前で、物体から2つの人影が姿を現したのである。

「雄鶏の蹴爪」のような爪と、血の流れない傷

 家族に語られた話によると、現れた2体の存在のうち1体はその場で見張りに立ち、もう1体がジャニエル君へと近づいてきたという。

 少年が語った存在の姿は、いかにも不気味なものだった。大きな頭部、爛々と光る目、細長い鼻、尖った耳。そして、まるで雄鶏の蹴爪のように鋭く伸びた爪を持っていたと表現されている。

 その存在は、正体不明の道具のようなものを使い、ジャニエル君の右脇の下に深さ7センチもの切り傷を負わせたとされる。腕や背中には、ひっかいたような浅い傷も残っていた。

 家族と医療スタッフを最も困惑させたのは、傷の深さそのものではなかった。これほど深く切り裂かれていながら、傷口からはまったく出血がなかったのだ。病院で9針を縫う処置が施されたが、着ていたシャツには血の染み一つ付いていなかったという。

 最初に少年を診た祖母のマリア・ナシメントさんは、傷口に泡状の分泌物のようなものが付着していたと語っている。

 この一件は地元のUFO研究家アゴバル・ペイショット氏によって映像記録に残され、ソブラル地方UFO研究センター(CSPU)なども調査に乗り出した。事件は地域で語り継がれる怪異となっていく。

画像は「Vigília」より

少年を待っていた不可解な結末

 物語には、さらに後味の悪い後日談がある。研究者ジョルジ・ウエス・ジュニオール氏が2020年に改めてこの事件を掘り起こしたことで、忘れられかけていた「ジャニエルの事件」は再び注目を集めることになった。

 事件から約8年後の2016年12月、16歳に成長していたジャニエル君は、猟銃の暴発事故で命を落としたという。銃が後方に向かって発砲されるという、不可解な状況だったと伝えられている。

 家族が語る話は、そこで終わらない。彼が亡くなる前夜、弟は窓の外から家の中を覗き込む、大きな頭を持つ背の高い人影を目撃したというのだ。さらに姉は、弟の死を予感させる夢を見ていたと明かしている。

 2008年の遭遇と2016年の死を結びつける証拠は、もちろん何一つ存在しない。幼い少年の恐怖体験が家族の記憶の中で膨らみ、後の悲劇と結びつけられた――そう考えるのが最も理性的な解釈だろう。

 だが、出血のない7センチの切り傷という事実は、単なる作り話として片付けるにはあまりに生々しい。ジャニエル君を切り裂いた存在は何者で、なぜ血が流れなかったのか。18年が経った今も、この問いに答えられる者は誰もいない。

参考:Vigilia、ほか

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