世界が震えた未解決事件「タマム・シュッド」遺体の正体が判明! 80年ぶりに暴かれた男の素顔と、それでも解けない暗号の闇

1948年12月、オーストラリア・アデレード近郊のビーチで発見された身元不明の男性の遺体。ポケットに残された「終わった」を意味する謎の紙片や、いまだ解読されない暗号——通称「タマム・シュッド事件」として知られるこの未解決事件は、TOCANAでも過去に取り上げた。
そして今、事件は大きな節目を迎えている。系譜学的DNA分析という技術によって遺体の身元がついに特定され、南オーストラリア州警察はまもなく検死官への最終報告に踏み切るというのだ。
墓を掘り起こし、DNA解析で浮かび上がった「カール・ウェッブ」
長年、この遺体のDNA鑑定は難航してきた。墓を掘り返す許可が下りず、防腐処理に使われた薬品によって遺伝情報そのものが損なわれている可能性も指摘されていたためだ。
だが2021年、状況は動いた。南オーストラリア州警察が正式に埋葬先の墓を掘り起こして遺体を取り出し、アデレード大学の生体医工学者デレク・アボット氏が、系譜学的DNA分析という手法を用いて調査を進めたのだ。
この手法は、遺体から採取した遺伝情報を一般公開されている系図データベースと照合し、血縁関係にある人物をたどっていくというもの。その結果、遺体は1905年にメルボルンで生まれたエンジニア、カール・ウェッブ氏であるとの結論に至ったという。
南オーストラリア州警察はこの調査結果を検死官の事務所へ提出する準備を進めていることを認めており、実現すれば身元をめぐる80年来の謎に公式な区切りがつくことになる。

それでも残る「死因」という空白
身元は判明しつつあるが、事件のすべてが解けたわけではない。発見当時、検視官や毒物学者はこの男性の死因を特定できずにいた。
分かっていたのは、遺体が「アスリートのように鍛え上げられた体」をしていたということだけだ。捜査陣は毒物による死を有力視したが、体内から外来物質の痕跡は見つからなかったという。
前夜まで手足を動かしていた姿を目撃した証言がありながら、朝には海岸で息絶えていた——その経緯は、身元が判明した今も説明がついていない。

「タマム・シュッド」の暗号は、依然として闇の中
ズボンの小さなポケットから見つかった「タマム・シュッド」の紙片は、ペルシャの詩集『ルバイヤート』の最終ページから破り取られたものだった。そして本の裏表紙には、暗号とみられる5行の文字の凹みが残されていた。
2014年には計算言語学者がこの暗号の解読に挑んだが、失敗に終わっている。この研究者は、文字列は本人の記憶が新しいうちにしか読み解けない一種の速記だったのではないかと推測するにとどまった。
身元という最大のピースが埋まった今も、なぜ彼がその紙片を残し、暗号を書き記したのかは謎のままだ。
名前が分かったことで、この事件はスパイ説をはじめとする数々の憶測に新たな輪郭を与えることになるのか、それとも一人の男の静かな最期として幕を閉じるのか——南オーストラリア州警察の最終報告が待たれる。
参考:Popular Mechanics、ほか
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2024.10.02 20:00心霊世界が震えた未解決事件「タマム・シュッド」遺体の正体が判明! 80年ぶりに暴かれた男の素顔と、それでも解けない暗号の闇のページです。タマム・シュッド事件、未解決事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで